セカイシティメモリアルワンマンライブ「GJ!!(GLOBE JUNGLE!!)」の感想をつらつらと
というわけで気が付くと1ヶ月近く経ってしまっていた「セカイシティメモリアルワンマンライブ『GJ!!(GLOBE JUNGLE!!)』の感想をつらつらと書いていきたいと思います。
セカイシティとは?
そもそもセカイシティって何?って方もいらっしゃるかもしれないのでグループの紹介を。
ということなのですが、小林瑞希さんと甘酢朱里さんの2人体制になったのは2022年10月のことで、そのお披露目が2022年10月30日だったことから、この時期に「メモリアルライブ」が開催されています。
ちなみにサウンドプロデュースは James Panda Jr.さんが務めていて、渋谷系を髣髴とさせるサウンドが持ち味です。
ライブスタート~最初のMC
※セットリストに沿って書いていきますが、長くなるので全曲は触れません。あしからず。
M0 SE(モンゴル)
M1 ぼくらがスリジャヤワルダナプラコッテへ旅に出る理由
M2 台北サイダー
衣装チェンジ
M3 ウィークエンドの僕らは
MC
いつも通りSEの合唱からスタート。一体何を言ってるのかと初見の方は思うでしょうが、セカイシティではSEに合わせてファンが歌うのです。ここはまた後で詳しく話します。
「スリジャヤ(略)」「台北サイダー」と歌ってから新衣装にチェンジ。前回のワンマンライブの時に製作されたキャビンアテンダント風の衣装から、探検隊風の衣装に変わりました。
これは別の日のライブで撮影したものですが(セカイシティのライブは静止画のみ撮影可能です)
「ウィークエンドの僕らは」に続くMCでは、次の曲でやってほしいという掛け声のレクチャーが入りました。
M4~2度目のMC
M4 Dance! Dance! Dance! Dance!
M5 恋と月夜と線香花火
M6 きらり流れ星
M7 恋しくて切なくて心強くなる僕らのブルース
M8 乙女の祈りが届くまで
M9 Lie! Lie! Lie!
M10 上海は夜の6時
M11 ゆらゆらゆれる
M12 フライデー・ナイトフライ
MC
というわけで「Dance! Dance! Dance! Dance!」なわけですが、渋谷系っぽい楽曲が多いセカイシティの中では珍しいかもしれないダンスミュージックなこの曲では、K-POPを意識したという掛け声が入りました。
我々ファンがうまくできていたのかどうかは小林さんに判定をお願いしたいところではありますが、こういうのは回数を重ねていくとこなれていくと思うので、普段のライブでもぜひやっていきたいですね。
「恋月(略)」と「きらり流れ星」「乙女の祈りが届くまで」(11/20修正)は、通常と異なる部分的にソロ歌唱を取り入れた特別バージョンで歌われました。
そしてこのパートの最後にしれっと新曲「フライデー・ナイトフライ」が歌われました。
(実はライブ前日の夜にイントロのごく一部だけ公開されてたのですが)
渋谷系ブームよりもさらに時代を遡ったディスコサウンド。「サタデー・ナイト・フィーバー」的なノリのやつですね。
作曲はいつものJames Panda Jr.さんではなく岸田小石さん。ちょっと雰囲気違いますね。
都会の夜の街をイメージさせる歌詞とサウンドがかっこいいです。
nightflyは夜行性の蛾の意味のようですが、セカイシティのコンセプトからするとnight flight(夜間飛行)のニュアンスも込めているように思えます。
nightflyの意味を調べているときに見つけたかっこいい曲。もしかして元ネタだったり?(Donald Fagen - The Nightfly)
M13~3度目のMC
M13 夏の魔法のコンチェルト
M14 中華街ウキウキ通り
M15 Stranger
M16 The End of the Normal Game
M17 世界はもうぼくのものなのに
MC
よく似た2曲である「夏の魔法のコンチェルト」と「中華街ウキウキ通り」が連続してちょっとニヤっとしたのを覚えております。
「コンチェルト」がSiAM&POPTUNeのカバーで、「中華街」が PANDA 1/2のカバーなのですが、どちらも作詞作曲がJames Panda Jr.さんってことでこうなってるわけです。でも片方は夏の曲で片方は冬の曲だから季節は真逆なんですよね。
「Stranger」は以前セカイシティファンと飲んでた時に「変人って意味なのか」って話題になりましたけども、まあ「異邦人」って訳すんだろうなって思ってます。僕は変人かもしれませんけど。
「Stranger」は前の体制(せかいシティ時代)の時にCD化されてる曲の一つで結構好きなんですよ。幻想的なサウンドが知らない土地をさまよう人のイメージとよく合致するな、って思ってます。
「The End of the Normal Game(略してノマゲ)」は今年4月のワンマンライブで披露された大人っぽい雰囲気の曲ですが、だいぶ馴染んできたなって思います。僕はこの曲はゆったりとした気分で聴いてるんですけど、以前小林さんから「(ノマゲの時)どうしたらいいか迷ってるような顔してる」と言われました。今はそう見えてないといいですね。
M18~アンコール
M18 ときめきの果実
M19 It's like a rockstar
M20 速すぎるスローモーション
M21 ぼくらがスリジャヤワルダナプラコッテへ旅に出る理由
MC
EN1 フライデー・ナイトフライ
MC
EN2 ぼくらがスリジャヤワルダナプラコッテへ旅に出る理由
MC
「ときめきの果実」、唯一知らない曲きたな、って思ったのであとで調べてみると、せかいシティの1周年記念ライブの時に披露された新曲だそうで。
現体制に合わせた振付は小林さんが新たに考えたとのこと。
全曲披露する、ということでこれもその布石になっていたんでしょうね。体制は変わってもここまで続いてきたグループの歴史を感じました。
そしてこちらは去年のメモリアルライブで披露された新曲「It's like a rockstar」。この曲に出てくる空港は羽田なのか成田なのか、ってのが以前配信で話題になりましたが、改めて聞くと「成田」って歌詞で言ってますね。いや、羽田だと思ってたんですけど。ほら、羽田の国際線ターミナルも第三ターミナルじゃないですか。でも成田で第三ターミナルってことはLCCだしアジア方面への便が多いので、何となく世界観がわかった気がしますね。天現寺から首都高に乗ったということは芝浦から湾岸線に入っていくってことでなかなかにおしゃれなドライブです。
そしてアンコールなのですが、冒頭で書いたMCの大合唱をここでもやることに。よくわかんないと思うので小林さんのX(旧Twitter)に上がってるこの動画を見て欲しいです。
なんだろう、このヤバい空気感。動画で客観的に見るとヤバい。
アンコールではこういう時大体新曲やるのが相場ですけど、去年のメモリアルライブでアンケートを取ったら「スリジャヤ」が勝ったんですよね。んで、今回は両方やりましょってことで、「スリジャヤ」は都合3回歌ったことになったのでした。
最後のMCでは、これからもセカイシティは二人で頑張っていきたい、という趣旨のことが二人から語られました。
これまでの道のりは決して平たんなものではなかっただろうけども、お披露目から2年ほど経っていよいよ二人体制が軌道に乗って走り出したんだな、と思えたよいライブでした。
オリジナルカレーとかいろいろ
入場者に先着で配布された(とはいえ余っていたようなので全員に配布されたはず)オリジナルカレー。会場が下北沢なのでカレーを作っちゃえ、という話だったようですが、実は表面のサリー(インドの民族衣装)に見える衣装を着たセカイシティは、お披露目の時の再現だったりします(お披露目がハロウィンの時期だったので)。そこのつながりは意識されていることでしょう。
ハロウィンの時はアラビアだったんですけどね。
カレーですが、トマトの風味がきいたマイルドな味で、マジで下北沢あたりのカレー屋にありそうなおいしいやつでした。
あと、この日は友人を招待してました(手売りチケットを余分に買っていたので)。
終了後に感想を聞いてみたところ「James Pandaさんらしい渋谷系って感じでよかった」「『(恋しくて切なくて心強くなる)ブルース』がいちばん好き」とのことでした。その友人はPANDA 1/2を知っているのでセカイシティでも楽しんでくれるだろうと思って招待したのですが、気に入ってくれたならよかったですね。
まとめ
こうして記事にしてみるとセカイシティって20曲も披露できるようになったんだなーと感慨深いものがありますね。
どれも良い曲ばかりなので音源欲しいよ、ということで、4月に発表されてまだ詳細がわからない、CDの制作の話もそろそろ続報が欲しいところなのですが……。
まあそれは置いておいて、今のセカイシティ、すごくいい感じに仕上がってますので、この記事をここまで読んでくださった方はぜひご都合の合うときにライブへも足を運んでもらえれば、と思います。