APEX カジュアルでの激戦区降りやダウン後の即抜けについて
カジュアルで激戦区降りしたあげく、すぐにダウンして即抜けする人というのはわりと嫌っている人がいると思いますが、これについて思うことがあったので記事にしました。
この行為をするということは不利状況や厳しい状況での撃ち合いの練習をたくさんしたいということでしょう。
もしくは「カジュアルはこういうものだから」と、配信者やプロのカジュアルスタイルを考え無しに真似しているかのどちらかだと思います。
今回焦点を当てたいのは、プラチナ帯以下のランクを突破するためのブレイクスルーとしてこの行為をしている人です。
完全にエンジョイ勢だったり、「カジュアルはこういうものだから」という人は関係ありません。
はっきり言うと、プラチナ帯を抜けれない人にとって残念ながらこの練習は無意味に近いです。
apexの神様に誓って言いますが、これは僕が決して即抜けされたくないからという理由で記事にしているわけではないです。
良くも悪くもこのゲームのランクシステムではプラチナとダイアにかなり明確な差があります。
僕自身はしませんが、ダイア以上の人はこの練習方法で成長が見込めると思うので別に止めないです。
僕は以前の記事でapexの上手さの要素は
・エイム力
・マクロな立ち回り
・ミクロな立ち回り
の3つであると書きましたが、実はこの3つの要素には相関関係のようなものがあります。
それは、エイムと立ち回りは交互(同時)に成長するものだということです。
例えば、相手の横から一方的に撃てるけど2~3発撃って遮蔽物に隠れるという場面があるとしましょう。
「そんなの下手くそがするプレイだ」
「横を取れてるならダウン取れ。取れなくてもせめてシールドは割れ」
みたいな声が聞こえてきそうですが、実はこのすぐ隠れる動きが正解の場合があります。
初動で敵と漁る街が被ってしまった場合や、相手がクレーバーを持っている場合などです。
初動で敵と被ってしまった場合、多くの場合は遅くとも3つの家を漁ったら自分でなくてもチームの誰かが戦闘を始めざるをえなくなるでしょう。
野良だったらだいたい2つ目の家を漁り終える前に戦闘が始まります。
初動の装備ですぐに3人倒しきることは難しく、回復アイテムも十分でないため、このような状況の場合は可能な限り被弾を抑えながらダメージを与える必要があります。
もちろん同じ初動でも、もう少しダメージを与える動きが正解の場合だってあります。
もし他の相手からの射線が通ってない(通ってきそうにない)場合は、少しリコイルが必要な7~8発くらいを撃ってから遮蔽に隠れる射撃がベストでしょう。
撃ち返されて1発くらいは被弾するでしょうが、少し距離があってもこちらは50〜75ダメージくらいは与えることができているはずです。
そしてもし得意武器を拾って弾薬に余裕がある場合、相手が青アーマー程度ならアタッチメントがなくてもアーマー全損+体力も半分まで削れる見込みがあるため、1マガジン近く撃ってもいいでしょう。
基本的な射撃の3種類だけでも、これだけエイムとミクロな立ち回りが融合した動きを求められるのです。
激戦区降りをして厳しい撃ち合いをする時、こういった事を踏まえてプレイしているでしょうか。
例えば一瞬立って遮蔽から出て射撃してしゃがむ、ドアや屋根上を使って戦うなど、ミクロな立ち回りに含まれる射線管理やキャラコンは射撃(エイム力)に密接に関係してきます。
つまり、エイム力はそのエイムが最適な立ち回りができてないとそもそも意味がなく、逆に立ち回りに合ったエイムをできるからこそ一つレベルの高い立ち回りも可能になるのです。
この2つは間違いなく交互(同時)に伸びるものであることがわかると思います。
プロや配信者の動きを注意して見ると、考え無しにただ戦いにいってエイムやキャラコンの上手さだけで撃ち勝ってるわけじゃないことがよくわかります。(一部にはそれだけで撃ち勝ってるように見える化け物もいますが、彼らは意識しないでも最適な射撃ができるくらい基本が身についています)
彼ら猛者は上で挙げた基本の3種類はもちろん、そのまた上のどことどこの敵が同じパーティーなのか等々までを考えています。
上で挙げた3種類の射撃方法ですが、もしこの3つがある程度できていたらマクロな立ち回りが下手でもダイアへ行けると断言します。
野良でも楽にとはいきませんが、全く壁を感じることなく行けると思います。
つまりプラチナ帯を抜けれない人はこれができてないです。
100人いたら100人できてないです。
恐らく、ダイアの人はプラチナの味方と組んだら10戦に1度程度しか味方より先に確殺を取られる機会がないです。
どれだけ戦闘能力・生存能力に差があるかがわかると思います。
激戦区降りで求められる状況判断能力と、それに対応した立ち回りとエイムはかなり難しいものです。
しかもタチの悪いことに、必要な能力が密接に関係しているからこそ、間違った状況で間違ったエイムの練習をしているようなものです。
どう考えてもいきなりそのレベルには到達できるとは思えないので、かなり効率の悪い練習法です。
まず漁夫が絡む通常戦闘で上記3種類の基礎を練習しましょう。
漁夫の場合はさらに漁夫が来ない限り、状況把握は戦闘前に済ませてから戦うことができます。
激戦区降りには戦いながらの状況把握が求められます。
英語の勉強を初めてした時、be動詞と一般動詞を分けて習ったと思います。
数学だって単元ごとに勉強して、それから複合問題に挑みます。
apexもそれと同じです。
今はインターネットが発達していて知識だけならプロと遜色無いものを簡単に身に着けることができるので一緒してしまいがちですが、技術は知っているだけでは身につかないものです。
そもそもダウンしていないということは、状況把握した上での立ち回りという意味ではその時点で既にダウンしている自分より上手い人の可能性が高いです。
その人の視点でその人が何を知りどう行動するのかというのはかなり勉強になりますし、リスポーン後に敵が寄ってきた場合もキャラコンや素早い復帰の練習になります。
プラチナ帯を抜けれないということは残念ながらapexの基礎が身についていないということなので、せめて観戦する方が即抜けするより遥かに効率よく上達できると思います。