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EUROPEAN DREAM

 前回の新天町サンドームの続きです。

 何度かこの時計に足を運んでいますが、しっかり見るのは初かもですね。

からくり時計の詳細

内容

 このからくり時計は、天神地下街開業10周年を記念して施工されたものらしです。
 下部のプレートには1986年03月と記載されておりました。

一連の動作

  1. 指定時刻になると、プロローグ曲と共に、右端の人形が鐘を鳴らし、ケース内天井のフラッシュが点滅する。

  2. オルゴール調の曲が鳴り始め、左右に居る2体の人形がチェーンを引っ張り鐘を揺らす。

  3. 中央の人形がハンドルを回し始めオルガンが鳴る。同時に女神像も回転する。

  4. 再びオルゴール調の曲に戻り、ケース内の人形全てが動き始める。

  5. エンドロール曲に入る、この時の動作は1.と同じ。

デザイン

 時計のデザインは名前の通り、ゴールドを基調とした中世ヨーロッパ風のデザインとなっており。大きな時計がとても印象的です。

オルガン担当の人形が持つハンドル、一見何かの拍子に曲がったんじゃないかと思いましたが、おそらくこれは意図的で人形の上半身の向きが変わるようにして、人間らしさを出すための細工ではないかと思いました。
観察していてかなり面白かったです。

 その他にも細々とした部分を撮ってみました。

音楽

 公式サイトによると、クレマン・ジャヌカン氏作曲「昔小娘」ロンド風アレンジと記載されておりました。
 15世紀のシャンソンらしいので、アレンジは恐らく他の方が担当されたと思うのですが、詳しい記載は見つかりませんでした。

上演時間

 09:00~21:00の30分おきに作動
 ※2024年03月撮影時点で時計歩進から10秒ほど遅れて作動いたします。仕様かは分かりません。

施工会社

 プレートにも記載が御座いますが。
 企画:天神地下街商店街・福岡地下街開発株式会社
 製作:株式会社服部セイコー・株式会社電通・株式会社乃村工藝社
 となっております。
 セイコーの旧名称が記載されたプレートは初めて見ました…貴重✨

からくり時計が設置されている場所

 からくり時計は3番街インフォメーション広場、天神駅(地下鉄空港線)改札からインフォメーションに向かって真っすぐ向かい、ドトール左の壁面に設置されています。
 青と黄色に光る時計が目印です。

音はどこから?

 スピーカーはプレートの左右に設けられているようですが、元々の設定音量がそこそこ大きめなので、あまり気にすることもなさそうですね。

時刻表示

 服部セイコー製の電気子時計で30秒ごとに親時計から信号を受けステッピング歩進します。
 照明は常時点灯しております。

 暗くて分かりずらいですが、針もゴールドの鏡面仕上げが施されています。近年あまり見なくなりましたし、メンテナンスも行き届いているからか、くすみもなくとても綺麗でした。

ムーブメントは大型向けの物のようですね。

メンテナンス扉


 時計左手に、駐車場に上がる入り口が御座いますが、その奥に「時計機械室」と書かれた扉が見られます。
 こんなダイレクトに書かれた扉は基本的にないですので、コレだけでも結構面白いと思って2人とも見てました。
 中が非常に気になりますが、我々が行動できるのはここまでです。(キッパリ)

撮影


 元々はMidnightGrandOrchestraとホロライブの用事が最優先だったので、その空き時間で撮影しておりました。
 動画最初の方で、時計アップでの歩進が映りますが、あれは深夜帯に出向いて撮影してきました。元々深夜帯のからくり時計の表情を見るのが好きですので^^
 悪い大人の特権ですね。
 個人垢にソロで動画上げていますので、気になる方は見に行ってみてください、深夜のアナウンスが入っていたと思います。
 動画では、4種類ほどシーンが分かれていたと思いますがうち1つは大昔に撮影した動画素材になります。

撮影機材

 先ほども申し上げた通り、時計主体での旅ではなかったので撮影はGooglePixel7aで撮影しております。
 当然私以外にもギャラリーがおりますので、広角とズームを使って撮影しました。
 正面からの撮影時、腕がしんどくて片方ずつ上げ下げしてるのが映ってると思います(笑)


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