MLB Column 2007: 5. Call-Up
【こちらのコラムは筆者がMLB選手エージェント事務所にてインターンをしていた2007年当時のブログからの抜粋です。当時の記憶を保存することを目的としているため、修正なしで掲載しています。現在とは異なることもありますので予めご了承下さい。】
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ここでインターンを始めてから、「メジャーリーグのロスターに入るのがどれだけ難しいか」ということを身に染みて感じています。
今日はちょっと嬉しいニュースがふたつ。
まずは今シーズン40-Man Rosterには入りながら、メジャーからお呼びがかからなかったクライアントがメジャーに昇格!
更に'05ドラフトでルーキーリーグから這い上がってきたクライアントが初めて3Aまで昇格!
こっちでは、ドラフト即戦力ということはほぼあり得ません。どれだけ鳴り物入りで入団した選手も下部組織で結果を出してから徐々に上に上がっていきます。だからドラフト1位入団でも、メジャーの陽を見ずに散っていく選手がたくさんいるわけです。逆に下で結果を出せば、ドラフト50位だって這い上がれます。
それでも出来る限りマイナーに眠っている才能を発掘させるため「Rule 5 draft」という制度があります。以前語った飼い殺しを減らすための制度ってやつです。この「Rule 5 draft」に関しては、また後日。
というわけで、今日はスタッフ一同大喜び。本当に小さな事務所で、クライアントもまだ若い選手ばかりなので、こういうニュースは本当に嬉しい。自分が実際にマネジメントしているわけではないけど、会社自体は選手と共に成長しているという感覚ですね。エージェントというとエゲツないイメージを持つ人も多いでしょうが、ここのこういうアットホームな感じが僕は好きです。
いずれにしても選手が頑張っていると、こんなインターンの僕でも励みになります。彼らのためにどんな役に立てるかはわかりませんが、自分に出来ることをしっかりとやっていきたいと思います。
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