接骨院って…なぜ安い?
この記事は、一般の方の接骨院に求めるものと、保険請求をする接骨院の現状について書いていこうと思います。まだ免許を取得していない頃の僕と、今の現状を知る僕が答えていこうと思います。
まず患者さんが接骨院になにを求めているのかを、年代別にまとめてみました。
60歳以上の方の声
・保険マッサージ
・治らない痛みに対する慰安
・時間が余ってるし安価で毎日来れる
・保険で日常的に動けなくなるまでケアしてもらう
旧僕「うんうん、どこみても医療現場は老人のたまり場だね。」
僕「多くは怪我の手当には来ない印象。」
「毎日通っている人でも怪我をすると、整形外科へ行く現状…」
40代から60歳の方の声
・パソコン仕事で辛い
・毎日の労働で体中が痛い
・1週間の疲れを癒す
・2980円より安い
・怪我の治療
旧僕「サラリーマンにはありがたい存在」
僕 「この年代は、正規で保険を起こすと労災が8割w」
「本来の仕事、怪我の治療で来院される。と言っても少数。」
「2980円の揉みほぐしより安いって…」
20代から40歳
・スポーツでのケガの治療
・仕事の疲れ除去
・ギックリ腰
・保険マッサージ
旧僕「先生の所は怪我から、慢性痛まで見てくれるのね。」
僕 「ぎっくり腰と慢性腰痛の保険取り扱いの違いに違和感」
ぎっくり腰→適応 いつも痛い腰痛→不適応
「そもそも腰痛って種類があって、謎が深い」
20歳まで
・怪我の治療
・試合出場の為のテーピング
・部活の疲労回復
旧僕「接骨院の先生は、お医者さんより信頼してる。」
僕 「本来の接骨院のお仕事が一番高い年齢層」
「下の二つは、部活の顧問の勧めの事が多くて萎える」
「〇〇学校専属の接骨院」と鼻高々な柔道整復師にもっと萎える
上記の患者さんの接骨院に求めている事、また提供しているサービスの現状です。明らかにダメな症例もあれば、どっちとも取れなくもない症状もあります。そもそも柔道整復師には
診断は出来ません。(診断はドクターのみ)
診断権のない柔道整復師に外傷を解いても無駄です。解釈で済ませてしまいます。また保険金を支払う窓口担当も、医学に対しては無知なので埒があきません。
ですので受領委任制度を元に戻して国民を再教育しなおすべきだと思います。今はインターネットもあるし、いちいち市役所や管轄の事務所へ書類持ち込まなくてもいいですしね。不正と見なされれば、双方がペナルティーを受ければいいと思います。
健康保険につて僕なりの考えと保険料の現状
僕自身は柔道整復師でありながら、整形外科同様、保険の取り扱いが許されているならば、苦痛があれば保険を起こして治療(マッサージ)を認めても良いと思います。保険料も収めている訳ですし、栄養ドリンクや変な薬飲むよりいいと思います。
と言っても保険料は骨折、脱臼の整復料は高い値段ですが、その他はかなり安いです。接骨院で電気付けますよね?保険料いくらか知ってますか?30円ですよ。もし施術(505円)や温める(75円)ことをせず、電気しかしなかったら30円。3割負担で10円ですか。
労働基準法がもし柔道整復師にも適応されるなら、ここ愛知県の最低賃金は955円です。電気は頑張っても脱着に4分かかります。そうすると最低でも63円は頂かないと労働にも差し支えます。(電気代、場所代、機械代含まず。)
やばすぎです。3年と450万円の学費、修行して、お店を構え、全て込みでも捻挫で治療費610円。窓口負担3割で190円。でこれを見て、世の中の柔道整復師がだれも抗議しないのも情けないです。(不正でもう1~2部位怪我を増やすのは、保険請求をする接骨院の95%以上はやってる常套手段ですが。)
まとめ
この安い保険料に群がって、乱立する接骨院を見ていると悲しいです。
安価で国家資格もちで安心の接骨院。保険主体のひとり接骨院は経営状態は苦しい所が多いです。
接骨院に通う患者さんも、経済状態的に数百円だから通院できることも十分理解しています。
僕自身も若き日、手取り14万円で、身体を痛め(仕事のしすぎ)、500円でさわって頂いて、感謝しかありませんでした。
今考えると不正のオンパレード(労災、怪我の偽り、複数部位請求)でしたが、そんなこと知らなかったです。ほんとに感謝しかなかったです。
最後に
旧僕「接骨院、安さが魅力的」
僕「中には技術を見極めてきてくれている方もいられます。そこ魅力的」
誰かが苦しいと誰かが楽。求めるものと与えるもの利害が一致する世の中が理想なのですが…
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