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【レビュー】日商簿記CBT方式を受験してみた!

はじめに

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12月から新しく日商簿記のCBT方式(テストセンター受験)が導入されましたが、本日(2020年12/18)そちらを初受験して参りました!そこで、新しく導入されたこちらの受験方式の要領、実際に受けてみての感想・レビュー等をこちらの記事にしてまとめてみましたので、今後受験予定の方は、是非参考にしていただければと思います!

今回私は、3級を受験しました。(2級も近く受験予定です。)最後に自分の受験結果も載せているのでお楽しみに!(笑)(CBT受験では、受験終了後、直ぐに採点され結果が出ます。)

そもそも日商簿記CBT試験とは!?

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2020年9月に、日本商工会議所のHPにて、日商簿記試験にこちらの新しい受験方式が追加されることが発表されました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第155回の試験が中止になったり、第156回の試験でも定員を設ける商工会議所が多発したことから、勉強したのに「受験できない」という人が続出しました。CBT方式の試験は、そのような受験機会の喪失を避けるために導入が決定されたとのことです。

主な変更点


・随時受験可能な点

今まで、年に3回しか受験機会が無かった簿記2,3級のテストが、全国の試験会場に指定されたテストセンターにて、随時受験することが可能になりました。                              *日商簿記1級に関しては、現時点で(2020年12月18日)CBT方式の導入はありません。


・試験時間が異なる

従来、試験時間が120分だった簿記2,3級ですが、CBT方式では、3級が60分、2級が90分とそれぞれ短縮されます。また、従来のペーパー試験も2021年6月の試験以降、こちらのCBTと同様の出題形式になるとのことです。

・ランダム出題

出題される問題は、コンピューターによってそれぞれランダムに選択されます。なので、違う人と全く同じ組み合わせの問題を解くことは、ほぼ無いと言えるでしょう。

・合否が直ぐに分かる!?

CBT方式では試験終了次第、その場で自動採点がなされ、合否が直ぐに分かってしまいます。また、合格した場合は、電子タイプの合格証明書が付与されます。

以上のように変更点は幾つかありますが、従来の簿記試験と変わらない点もございます。従来どおり、鉛筆で下書きをしたり、電卓を使うことも許可されています。また、現時点では(2020年12月18日)、出題範囲も従来の試験と同じであることが発表されているので、当分は市販の教科書での対策でこと足りそうです。 *試験時間、設問数などに関しては、従来のものとは異なるので注意が必要です。

参考ページ


                 

試験会場へ!

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当日は、自分が選択した時間合わせて試験会場へと向かいます!当日は、試験開始5分前には会場に到着している必要があり、遅刻してしまった場合には受験することができません。自分の場合、家の近くのテストセンターを選んだので、到着まで苦労しませんでしたが、自分があまり知らない場所を選択された場合は、予め地図で場所を調べておくことをおすすめします。

また、当日は本人確認証と電卓を忘れずに持参する必要があります。特に、本人確認証は忘れると受験ができないので要注意です。

本人確認証として利用できる書類については、以下のページをご参考ください。
[当日] 本人確認証には何を用意すればよいでしょうか。 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト (cbt-s.com)


受付~受験開始

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会場に到着したら、消毒、簡単な受付を済ませ、ロッカーに電卓以外の荷物を預けたら、早速コンピュータールームに移動します。お手洗いに行きたい場合は、コンピュータールームに移動する前に行く必要があるので注意しましょう。

ペン2本、下書き用紙2枚が渡され、指定された番号のコンピューターの座席に座ります。ログインし開始ボタンを押すと早速試験がスタートします。下書き用紙が余分に必要になった場合は、手元に設置してあるボタンを押すと、スタッフの方が席まで届けてくださります。


大問1 仕訳


大問1は仕訳でした。従来の大問1の仕分け問題は5問ですが、CBTでは確か10題でした。(緊張していたため、100%確信はないのですが、10題だったと記憶しています。すみません。。。) 問題の難易度はさほど高く感じられませんでした。それに加え、キーボード入力なので勘定科目をいちいち漢字で書く必要もないので、かなり余裕をこいて優雅に解き進めていたら、終わった頃にはなんと12分も経っていました!!??

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慌てて、大問2に移ります。


大問2 総勘定元帳に転記する問題・理論問題

大問2は、与えられた取引情報から、受け取り利息、未収利息の総勘定元帳を埋めていく問題と、理論問題で構成されていました。利息の計算の仕方と、繰越の論点等を覚えていれば、簡単な問題だったので淡々と解き進めました。しかし、一箇所だけ引っかかる部分があり、こちらも予想以上に時間をとってしまいました。

残り30分を残して、最後の大問3へと移ります。

大問3 財務諸表

最後は、残高試算表と与えられた決算整理事項から貸借対照表と、損益計算書を作成していく問題でした。幸いにも難易度はそこまで高くありませんでしたが、配点が高い大問であることは誰が見ても明らかだったので、計算ミスなどが無いように慎重に解き進めました。

迫りくる時間のプレッシャーと戦いながら、ようやく全ての空欄を埋め終えたころには、試験時間残りわずか2分ほどでした。見直しをする時間は、ほとんどありませんでした。

試験終了後、すぐに採点され結果が出ると聞いていたので、かなり緊張した最後の2分間でした。


結果は!!??

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試験終了し、さっそく採点ボタンを押しました。結果は。。。!!??






簿記結果


86点で合格!!


ひとまず安心しました。

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考えうる配点がなんパターンかあり、それぞれの大問でどのくらいの割合で正解できたのか分からないのでなんとも言えませんが、なにはともあれ、ひとまずは安心です。


試験終了~退室

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採点終了後は、印刷ボタンを押して試験結果の印刷を必ずしましょう!印刷した試験結果は受付にて、スタッフの方から渡してもらいます。そこに、電子合格証のQRコードが載っています。もし印刷をし忘れて、終了ボタンを押してしまった場合は、前の画面に戻ることが出来ず、試験結果の用紙の入手が翌日以降と、かなり時間がかかってしまうので気をつけるようにしましょう。

印刷した試験結果を受け取れば退出し、受験完了です。

全体のレビュー

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受験の全体の流れとしては、いたってシンプルなものでした。就活などで、SPI試験を受けたことのある方は、イメージが付きやすいと思いますが、要領はほぼ同じと思っていただいても差し支えありません。肌感覚的には、問題自体の難易度はペーパーの試験と比べて同等かやや易化しているように感じました。もちろん、ランダムに出題されるということなので、違う問題に当たっていたら難しかったかもしれませんが:)
そして大問が3題しかないとはいえ、60分のタイムリミットの中時終わるのは、簡単では無いと言わなくてはいけません。私自身も、解答を完成させたのは試験終了のわずか2分前でした(汗) 見直しの時間を取りたければ、かなりのスピードで解いていく必要があります。全体の総括としては、実際のペーパーの簿記試験と同等の準備が必要と言えるでしょう。また、今まで年に3回しか開催していなかったこの試験にCBT受験が導入されたことによって、簿記取得のチャンスが広がったことも間違いなさそうです。

少しでもこちらの記事が参考になれば、幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

*筆者はその後、無事2級も合格しました


*日本商工会議所のHPは以下となります。









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