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【79冊目】3つの幸福

ドーパミン的幸福の追求そして失敗


幸福は三つに分けられます。健康的な幸福、「セロトニン」、人とのつながりから来る安心感による幸福「オキシトシン」が土台でとして存在し、その上に成功による幸福「ドーパミン」があります。厄介なのは、これらを追求する順番を間違えると、不幸になりかねないということです。日本人は特にまじめで、仕事に打ち込みすぎてしまいがちです。多くの人が、いわゆる「成功」を求めて、ドーパミン的幸福を追求し、他の二つの幸福をないがしろにしてしまいます。ドーパミン的幸福は中毒性があり、一つ目標を達成するとさらにさらにと、歯止めがきかなくなるところが、ドーパミンの良い所であり、危険なところです。

私もつい最近まで、ドーパミン的幸福のみを追い求めており、セロトニン、オキシトシンをないがしろにしてしまっていました。厳密に言うと、樺沢先生の本は、一年前から読んでいたので、知っていたはずでしたが、ドーパミン欲が勝ってしまいまいました。一日中、仕事しかせず、徹夜もたくさんしました。その結果、日中のパフォーマンスがどんどん落ちていきました。仕事だけ頑張れば、仕事が上手くと思って全力を注いできましたが、それは完全なる間違いでした。夜更かし、運動不足による、体調不良(セロトニンの低下)、またそこから波及する人間関係への悪影響と、正に本に書いてあるまんまに、なし崩し的にくずれていきました。しまいには、何のために働いているのか分からなくなってしまいました。そんな状況になって初めて、ドーパミンの恐ろしさと、失って気づくセロトニンと、オキシトシンの大切さに気付きくことができました。

ドーパミンとの付き合い方

当たり前ですが、ドーパミン的成功は直ぐには手に入りません。直ぐに手に入る簡単なものではないにもかかわらず、人は直ぐにて似れようとし、スタートダッシュでスピードを出して、燃え尽き症候群になってしまうのです。ドーパミンは、長距離走です。長く、かつ正しく走れる人が結局は勝つのです。短い期間で無理をすることを経験したからこそ得たスキルなどももちろんありました。今後は、長い距離を走っても疲れないような走り方を心がけます。

セロトニン、オキシトシンとの付き合い方

この二つにかんしては、相当失ってしまいましたが、1から立て直すチャンスだと捉えてます。まず、小さなことへのありがたみを感じるトレーニングを始めようと思います。健康に生きていられることのありがたみ、自然の美しさを感じ、小さなことにときめく訓練をし、セロトニンを常に満タンにしておくことに、まずは集中します。そこから、今の人間関係を大事にすること、当たり前に感じないことを常に心がけたいです。オキシトシンは、あまり感じることができないものですが、失ってからその大切さを強く感じるようになります。新しい出会いもどんどん求めに行く余裕が出るほどの、セロトニンを常に補充してある状態にしておきたいです。(笑)何も、あった人全てと仲良くする必要は、誰にとってもありませんが、その中で長い付き合いに発展するであろう人は、特に大事にしてあげることが重要だと思います。

久しぶりにこのテーマに触れて、改めて自分の中での三つの幸福の位置づけの再確認と整理、今後の軌道修正をすることができました。樺沢先生に感謝です。


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