見出し画像

vol.208「自分を笑いのネタにできる人、できない人。」

引き続き、音声入力+AIを利用して、noteを書く実験。
今日のテーマは「客観視の持つ魔力と、ネタにできる人たち」です。


◆あなたの苛立ちは、あなたのもの。

尾石晴さんのVoicyで「あなたの苛立ちは、あなたのものですよ」という話をされていました。厳密には「苛立ち」だったか「不愉快」だったか、後で確認します。(注:移動中に録ったのでうろ覚え。せっかくなので残しておきます)
尾石晴さん「私が不愉快なのは私の問題

内容は、尾石さんのVoicyの放送に対して、(おそらく匿名かハンドルネームで)さまざまなクレームをつけてくる人がいるという話でした。

例えば、
「イントネーションがおかしい」
「日本語の使い方が間違っている」
「子育てや育児の話の、内容が間違っている」
「子どもついて話すのは、有料放送でやるべきではない」
といったことです。

これに対して尾石さんは、
「私の放送に対して、すべてのリスナーが怒りを感じているわけではない。つまり、あなたのその違和感や不愉快さは、私のせいではなく、あなた自身の問題ですよ」
と話されていました。

私だったら、そこで終わりにしそうな話題です。クレームをつけてくる人に対して、「何の権利があって、余計なことを言ってくるのか」と単純にイラッとして終わる気がします。

尾石さんのすごいところは、そこから、さらに自分に置き換えて考えていることです。
「私も、クレームをつけてくる人に対して不愉快に感じてる。放っておけばいいのにVoicyのネタにしてる。私の不愉快は、私自身の問題だ」。
「クレームをつけてくる(匿名の)相手のせいではなく、自分で処理すべきもの」 だということです。

◆成果を出し続ける人の「共通点」。

話を聞いて、2つのことを考えました。

1つ目は、尾石さんのように長い期間にわたって多くの人に支持されている人、成果を出し続けている人たちには、共通する特徴があるということです。

・自分の主観を明確に持ってて、意見をはっきり言いきること
・同時に、自分を常に客観視しようとする意識が非常に強いこと

この主観と客観の両方を持っていて、バランスを保っていることが、ファンを惹きつける魅力になっているのだろうと思いました。

Voicy放送のために「ウケを狙って」客観的に振る舞っているのではなく、本当に冷静に、自分自身を第三者の視点で観察しようとしている。
ときには「こいつ面白いやつだな」とすら思いながら、自分を見つめているのではないか。

つまり、「自分をどうにかして客観視したい」という強いモチベーションを持っている人たち。理性的というよりは、ほとんど「強い魔力」に囚われている人たちかもしれないと思いました。

◆「自分」をネタにできる人。

2つ目は、「自分自身をネタにする」ことができるという点です。

彼らは、自分の失敗や弱点を取り上げる。自分をいじる。
自分の考えを分析的に説明して、その中にある「おかしな部分」や「普通じゃない部分」をネタとして提供する。
そういう習慣を持っています。

他人を笑うのではなく(とっても重要)、自分を笑い者にする。それを発信する力があるのです。

これは、私ができていないことです。

仕事の場面では、比較的「自分をネタにする」ことができていると思います。上司や同僚、部下の前では、自分のちょっとした失敗をネタにして、落として、笑ってもらうようにしています。周りの管理職と比べても、誤解を恐れずに言うえば、「得意」なほうだと思います。

けれども「文章」となると、うまくできていない。
なぜ文章では「自分をネタにできない」のか、考えてみました。

◆プライドは常に足を引っ張る

考えてみると、理由は2つあります。

1つめは、仕事でのエピソードは、状況がわからないと伝わらないことが多い。自分の体験をそのまま文章にすると、仕事の詳細をある程度説明する必要がある。守秘義務に触れる可能性があるため、文章にしづらい。

2つ目は、「理路整然と、バランスの取れた文章を書こう」としてしまっていること。
文にしようとすると、つい「筋の通った話」にしようとする。

結果、余白のある書き方ができず、面白さや意外性がなくなる。自分を三枚目に落とすような書き方ができていないのだと思います。

◆まとめ

今回は「尾石さんの話を聞き、そこから着想を得て、自分なりに考えたこと」を話してみました。「インプットから着想を得て」という構文(用語)自体、尾石さんの真似です。

改めて思ったのは、成功している人たちは、
「主観を持っている」「自分を客観視する」
この相反する2つの力をバランスよく持っている。
そして「自分自身を笑いのネタにでくる」。

私自身は、まだ「自分をネタにする力(笑い者にする力)」が弱いことも。特に、文章として発信する際に、もっと余白や遊びを持たせることができるんじゃないの?

そんなことを考えた回でした。

(続く)


文章を書こうとすると面白みがなくなる。
原因のもう一つは、「フローとして流れていく音声」vs「ストックとして残る文章」の問題かもしれない、と後から思いつきました。
たしか澤円さんが「発信する文章には気をつけている。特に書籍は世に出たら回収は不可能。それに比べると音声発信は気軽だ」と話されていたと思います。リアルな会話(つまり音声)のほうが、note(ストック、文章の代表)よりもラフで、"面白く"なるのは自然なことです。

最後までお読みくださりありがとうございます。


◆山下拓也の個人向け提供メニュー
「オタク男子限定:ファッション買い物コンサルティングやります」
・対象:30代男性 アニメ/ゲーム/映画 オタクの方限定。1回1万円5千円。
・地域:福岡市天神エリア。
詳細は→「オタク男子限定:ファッションお買い物同行コンサルティング、はじめます。」

「ベンチャー社長の壁打ち相手」・形態:Zoom等を用いての遠隔ミーティングを主に想定。
・対象:社員5人以下のベンチャー企業創業者、もしくは個人事業主の方向け壁打ち相手。1時間1万円(税別)。
・形態:Zoomによるミーティング。対面の場合は別に交通費、茶菓代をいただきます。

(ご参考)「ご案内:個人事業で提供するメニューと、提供できる価値(2024.1版)」


いいなと思ったら応援しよう!