政近準子さんの「MFJ(マインドファッションジャパン)」に、ひょんなことからサポーターとして参加させて頂いている。
先月終了したベーシックコースに引き続き、現在はアドバンスコース。
【追記】昨日のアドバンスコースDay2、とてつもない衝撃を受けた。『銀河英雄伝説』でキルヒアイスが死んだときくらいの衝撃。授業の内容は公開できないけど、いずれ整理して抽象化できたら扱ってみます。
たまたまここ数日、これまでの流れを振り返る機会があり、備忘録的に書きとめてみます。
1.はじまりの始まり。
◆いち受講生としてのスタート
MFJにはじめて参加したのは2021年1月、MFP0期(現在は2期)。学校の創成期、実験段階。リアルで例えるなら、校舎がまだ建設中、というステージだった。(※試験段階に参画させてもらった、ということの価値は大きくて、話が長くなるので別の回にわけます)
そのさらに前半課程を終えての感想メモが残ってて、シェアしてみる。
いま振り返ると、むろん現在でも知らないことのほうがはるかに多いのだけど、「だいぶ身構えてるな」と思う。頭のなかの混乱を押さえつけて、どうにか自分のフィールド(言語)で収めようとしてるのがわかる。
ただ、当時から「(政近さんを含めた)人から正解を教えてもらうのではない。自分で見つけるしかない」、「ファッションや装いの前に、自分のなかの隠れているもの(隠してきたこと)を捕まえるのが先だ」ということは、おぼろげながら理解していた。
2.MFJ2期に臨んで。
◆2期に際して決めた基本行動方針:
①「課題提出のための大きな買い物をしない」
一通り学びを終了(修了)して「自分が現段階で目指すべき装い」の結論が出るまで、新たに本格的な買い物をしない。といって全く買わないと、失敗の経験も含めた練習にならないから、少額の予算上限を決めて購入する。
②「意味性を考える。自分で見つける。」
0期で感じたことを踏まえ、「買い物しないかわりに意味づけをがんばる」と決めた。買い物をしない=自動的に「手持ちの服の中から選択的に選んで課題への装いをつくる」ことになる。当然、「そのままでは課題を表現できそうな服がない」事態がしょっちゅう起こるから、その対策がいる。考えた解決策(回避策)が「意味性を考えることで・既存の服の範囲で・新しい価値の上乗せ をする」。
◆「意味性を考える」
「皆さんの課題提出に、とにかく同程度の文字量でコメントを1回は書く」に取り組んだが、途中から、
・「前回まで受け取っていたイメージ通りだ」or「変わった」
・「らしさを強調するとしたらホニャララしてみてはどうか」
の二つに絞って書く(それしか書けない)ようになった。
ファッションのことは知識が浅すぎてほんとにわからない。皆さんが当たり前にやり取り用語もいちいちググってから会話に参加するレベル。
だから「らしさ」「前後の比較」=意味性に限定すれば、何とかコメントが言ええそうだ、と気づいたため。
この「意味性を考えること」が、受講生として課題に取り組むときの、「人がやってなさそうなこと」をやる=人との違いがその人の価値、「その場面(TPPSOM)一回きりの意味を持たせる」へとつながっていく。
3.「サポート」で気をつけたこと
◆自分でコントロールできる要素を固定する。
・量を固定する:装いに関する知見や語彙=「質」を担保のしようがないからせめて量を固定する。受講生皆さんの投稿にコメントするときのフォーマットを固定した。「課題提出に対しては必ず稚拙でもコメントする」とまず決めた。
・公平性を固定する:私など誰も大して気に留めてないだろうけど、と思いながら、コメントの文字量、項目数をおおむね均(なら)した。忙しくなったとき、コメントのボリュームを減らすときは、減らしたあとの文字量をおよそ同じ程度にした。
当たり前だが、「教える側が教えられる現象」と似て、サポートする側とされる側では、サポートする側の学び気づきがはるかに大きいと感じている。
◆リスクを取る。
・受講生皆さま向け:コメントやトピックス投稿は「自分の頭で考えたこと」を書く。合ってるか間違ってるかをおそれず言い切る。ただしやわらかい表現で。
・運営に対して:特段の連絡のないかぎり、いちいちお伺いを立てない。時間を奪わない。「現在の自分では、迷惑をおかけしたところでたかが知れてる」と割り切った。
◆リスクを避ける。
・運営に対して:「この内容は露出しないで」などののガイドラインを愚直に遵守する。
・受講生皆さま向け:SNS友だち申請をこちらからは送らない。なにか連絡を頂いた際も淡々と礼儀正しく対応。相手の方の文章の長さ、テンションの高さになぞらえて、同程度の熱量で返した。
要するに、結果責任を負えない危険をおかさないようにした。「あんなやつがサポート役なの?大丈夫?」という印象にならないよう留意した【現在進行形】。
アドバンスコースでの気づき、学びは、また回をわけてレポートします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(つづく)
【追記】MFP0期の初日終了後のレポート(「今回のベスト何々10名」に選ばれた→その理由を自分で考えて報告)メモが残っていました。講義の内容に触れる部分、ほかの受講生に関する部分を削除・一部編集してシェアします。
【追記2】MFP0期の「参加した理由」メモを見つけたので同じく一部削除・修正してシェア。