ラノベレビュー カタツムリの貨客船業務日誌
主人公のショウンは宇宙の貨物郵送業者。
少人数なら人を乗せることもできる貨物用の宇宙船
「ホワイトカーゴ」のオーナーで、運び屋をしている。
ショウンは極めて特殊な体質で、そのため
差別されることもある。
幼いころに両親を亡くし、そのあと祖父も亡くなり
家族はいない。
質の悪い人たちによく絡まれる。
そしてトラブルによく巻き込まれる。
そういった状況でもショウンには暗さがまったくない。
かなり危ない状況も難なく切り抜け
何事もなかったかのように日常に戻る。
周りの人たちはいつも大騒ぎしてるのに本人は
常に冷静なのがとても良い。
大きな物語が進行していくということはなくて
輸送業者としての日々が綴られているだけだが
主人公が魅力的でもっといろんなエピソードを読みたい。
ということで、続編が出てほしいので
皆さんぜひ買ってください。
ここからネタバレあり
ショウンの特殊な体質というのは月に一度、性別が
変わってしまうというもの。また、自分の意志で
性別を変えることもできる。
ショウンは普段は男で、自分のことを男だと思っているが
女になったときはすごい美人で胸も大きく、ショウンに
惚れている男が多くいて困ったことになっている。
ショウンは趣味で料理をするのだが、この料理が
あまりにもうまくて、料理人として雇いたいと大金持ちに
言われるなど様々な人から料理を求められている。
ショウンの周りの人たちがショウンのことで
大騒ぎしているのに本人があまり気にしていなくて
その温度差が良い味を出している。