それが、自分の全てでは無いということ。
1人でいる時より、集団の中にいる方が
孤独を感じることがある。
noteで休職中の方の記事をよんで
ふと自分の学生時代を思い出した。
もちろん職場と学校じゃ責任の重さも
立場も全然違うけど、
気持ちの根本を知っている気がした。
私の《できない事、できる事》を教えてくれた部活
高校時代、吹奏楽をしていた。
この話はトラウマとして何度も夢に現れ、その度にnoteで書いている。
吹奏楽は、ひとつの曲をたくさんの楽器やパートで分担して作り上げる。なので、弾いていない人がいると、曲として完全ではなくパーツが抜け落ちているような感じになる。
私は、壊滅的に楽譜が読めなかった。頑張って読むのだけど、ものすごく遅い。楽譜を覚えても、指が回らない。ちなみに、クラリネットを吹いていた。(黒いリコーダーのような楽器)
自分のパートの音がまともに出せないので、合奏の時は申し訳なさと恥ずかしさと恐怖心でいっぱいだった。
先輩にはお世話になりっぱなしだし、
同期には頼りっぱなしだし、
後輩には気を遣われっぱなしだし、
自分が足を引っ張っているので、自己肯定感が低くなりすぎて、誰ともまともに喋れない。(どもってしまう)
特に最後の半年が一番辛くて、大学受験に重なって定期演奏会があり、10曲以上楽譜が渡され、3年生はソロまで持たされたのが未だに夢に出てくる。
ただ、そんな部活生活で、ひとつだけ良い思い出がある。
それは、5人でモーツァルトのアンサンブルを弾いた経験。
ゆーっくりしたハーモニーを響かせる。
ゆっくりなら、指も回るし、リズムもなくて覚えられる。
5人なので落ち着いて音を聴き合いながら心地よい音に包まれることができた。
一緒に弾いた後輩に
「あの時、先輩が声を掛けてくれて心強かったです」
と言われた。
自分自身安心していたのか、自然とコミュニケーションも取れていたのかもしれない。
苦手なこと
⚫︎大勢でひとつのものを作ること
⚫︎スピードが速いこと
⚫︎量が多いこと
できる事
⚫︎少人数で
⚫︎ゆっくり
⚫︎ひとつのことを作り上げる
圧倒的にできない事(苦手な事)が多い部活だった。本来なら、部活くらい早めに辞めて、得意なことが多い部活に切り替える方が良かった。
でも、自分では辞める選択肢がどうしても選べなかった。学生という、3年という、期限があって、本当に良かった。
何が書きたかったか、分からない。
気持ちが動かされて書いてみた。
自分の得意と不得意があるんだなぁと
改めて。
不得意を頑張りすぎると、孤独感と無価値観でいっぱいになること。
それが、
自分のすべてではないということ。