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Case4:羽田空港の利用者数を増やすにはどうすればよいか?

「自分の解答(7分)」
7分考えた結果、早朝・深夜便の割引等のサービスを充実させるという結論に至りました。かなりショボい結論にはなりましたが、一応経緯を記します。

まず、羽田空港の利用者数を「羽田空港発着の飛行機に搭乗する人々」と定義する。そのため、利用者数は

(利用者数)=(1日当たりの航空便数)×(1機当たりの搭乗人数)

と分解され、さらに具体化すると、

(1日当たりの航空便数)=(滑走路の数)×(滑走路当たりの便数)

(1機当たりの搭乗人数)=(座席数)×(稼働率)

になると考えた。この分解された二式より、
①滑走路の数を増やす
②発着の間隔を狭める
③座席数を増やす(航空機のほとんどを大型化する)
についても考慮したが、費用対効果が見込めず、②に関しては安全性の確保が困難なのではないかと判断し、結論には含めなかった。

そこで、稼働率を上げる方向性になり、私は時間帯によって稼働率が異なるのではないかと考えた。ビジネス目的でない観光目的で飛行機を利用する場合、なかなか早朝・深夜便を利用する機会はないのではないかと思い、これらの稼働率が低いと仮定した。
どのような施策であれば、早朝・深夜便を観光客が使用するか考えた結果、値段を安くし、サービスを充実させる、至ってシンプルな解答になった。

例えば、飛行機は通常クラスが分かれているが、中々頻繁に乗る機会がないであろうビジネス・ファーストクラスの料金を3割引きし、その結果利用者数が50%増えたとすれば、0.7×1.5=1.05となり、収益も利用者数も増大する。エコノミークラスも同様に価格調整をすることで利用者数が増える見込みはあると考えられる。
また、マイルを貯める目的で飛行機を利用する場合も考慮すると、マイル10%増のキャンペーンを打ち出すのも効果があるのではないかと考えた。

以上です。早速、模範解答を見ていきましょう^^

「模範解答」
参考書では、分解された式の(1日当たりの航空便数)→(離発着数)とし、

(離発着数)=(滑走路の数)×(離発着間隔)×(滑走路運用時間)

と分解していました。確かに自分の式では運用時間(つまり営業時間)と考慮していなかったので、ここは反省です。

施策の方向性としては、参考書では自身が挙げた施策の可能性を数字を用いて具体的に考慮し、結論にも含めていました。提案する施策を列挙したうえで、評価軸を設け施策の優先順位付けをしていたので、今後参考にしていきたいと思いました。がんばろ^^

参考文献
・大石哲之(2009)『過去問で鍛える地頭力』,東洋経済新報社

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