出撃前の特攻隊員が食べていたものとは
それは15センチほどの長さで、天皇の象徴である菊のシンボルが刻印されていた覚せい剤入りのチョコレートだったそうです。
ここから引用・・・
梅田和子さんは、そのチョコレートを口にしたときの感想について、このように語っています。
「食べた瞬間にカーッときましたね。ちょっとおかしい、普通のチョコレートじゃないなとわかりました。チョコレート(を食べたら)クラっとしたと(父に)言ったら、父は『ヒロポン(覚醒剤)でも入っているんだろうな』と」
「(先生からは)『軍隊へ兵隊さんに贈るんだ』と言われましたね。上級生は『特攻隊員が死ぬ前に食べていくんだよ』と言われましたね。だから大事なチョコレートだって」
日本海軍の航空基地で軍医をしていた蒲原宏さんは「出撃前の特攻隊員に覚醒剤を注射していた」とはっきりと証言しています。
当時、蒲原宏さんは、アンプルの中身が覚醒剤だということを知らされないまま、上層部からの命令に従い、出撃前の特攻隊員たちに筋肉注射を実施したそうです。
蒲原宏さんは、その注射を打たれた隊員の中に、覚醒剤によって興奮状態になったのか、日本刀を振り回しながら滑走路を飛んでいく人もいたと語ってます。
以下は出撃直前の特攻隊員の姿を写した写真ですが、自らの死を前に、ここまで晴れやかな笑顔でいられたのも、覚醒剤を投与され、恐怖心が抑制されていたからでしょう。
引用はここまで・・・
覚せい剤の投与は軍の命令、その後は隠蔽され証拠は残っていないようです。
高齢のお二人の証言がなければ誰も知り得ない軍にとって不都合な真実なのです。
覚せい剤の投与は飛行機の中で眠らせないようにするためと興奮状態にして士気を高め命令を完遂させる目的があったのではないかと元軍医の方が証言されています。
有無を言わせぬ戦争まっしぐらだった日本の軍国主義時代。
平和な今の日本では考えられないことですが、人間の本質はそう簡単に変わらないとすると、常に過去から学ぶことは必要だと感じます。