僕たちのなくしたもの#4ゲーム
大柄な男はステージの上に上がった。
「おいごみ俺とここで喧嘩しようってんじゃねーだろ.....」
ブチャ、
一瞬のことだった。
今見た事は本当なのか今でも信じられない。
ポピーは大柄な男のおでこにデコピンをした。
その瞬間はどこの頭は大きく吹き飛んだ。
いや吹き飛んだと言うよりデコピン1つで頭1つを粉々にしたと言うべきだろう。
「俺のことをゴミと呼ぶからこうなるんだ。おとなしくゲームをしていればこんなことにはならなかったのに。」
ゲーム?なんのことだ?
するとポピーは喋り始めた。
「皆さんよく聞いて下さい。この男の腕を見て下さい。」
さっき死んだ男の腕時計をポピーは指している。
そこには痛と漢字が書いてあった。
「そうです。もう気付いた方もいると思います。この腕時計に書いてある漢字は人間の感情を漢字にまとめたものです。
この男は痛ということで痛みと言う漢字でした。今私がデコピンした時彼は痛いと言う感情心に宿したのです。その時この腕時計のセンサーが感知してこの男を殺したのです。」
もう訳が分からない。
「では皆さんその腕時計に書いてある自分の感情だけは絶対に抱いてはいけません。抱いたら最後死にますよ。」
僕は自分の腕時計を確認した。
僕の腕時計には絶望と書いてあった。
つまり絶望してはいけないということだ。
こんなルール無茶苦茶だ。
「でもこれだけでは全く数が減らないので、ゲームをしながらそのルールに従ってもらいます。」
数が減らない?どういうことだ?これはどういう意味を表しいるんだ?数を減らす必要はあるのか?
僕そう思いながらもポピーの言うことを聞いた。
「では皆さんまず1つ目のゲームをやってもらいます。それはこちらです。」
するとステージにはテーブルが並んでいてそのテーブルの上には本物の金槌とヘルメットがあった。
「これから皆さんにやってもらうゲームはリアル叩いて殺してジャンケンポンです。」
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