宗教か?水か?
癌になった事があります
細かい事は省き本題へ
自分には不釣り合いな程かわいい友人がいます
ちょっと好きでしたがそれを隠してずっと友人です、pretendrです
その友人が抗がん剤の入院中週1、2回はコンスタントにお見舞いに来てくれた
だいたい談話室に移動し一時間くらい話す
そしてその間、不自然なほど看護師や医師が通る
談話室前の道は看護師や医師が通る道では無い、たまたま通る事も無い、意図して来ないと通らない道
その道を一時間に2、3度通る
理由は分かる、イチャイチャしてないか見にくる。それ以外有り得ない
4ヶ月後、退院の時に担当看護師に言った
「イチャイチャするかいつも見てましたよね?」
にやける俺に対し真面目な顔の看護師
「あれは違うのよ」
看護師は説明し始めた
入院した当初、友人が来て楽しそうにしてるのをある看護師が見て、その話をナースステーションで話した
その場にいた看護師と医師が議論した結果、「ファブリーズにあんなかわいい友達、ましてや彼女がいるわけがない!あれは癌を利用して宗教か水を売るに違いない」
との結論が出た
そして2人の時にパンフレットか水を出したら止めようと決めたらしい
半々だ、嬉しさと悲しさがちょうど半々だ。
俺は良い患者だった自負がある。だから看護師や医師が助けてくれようとしてくれた。
それはとても嬉しい、嬉しいが、本当に友達なんだよ
後日友人に話したら爆笑してた
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