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Z世代、若人たちと原点回帰。半学半教、そして教師になる。

本日より山形県山形市にある東北芸術工科大学より
デザイン工学部企画構想学科に准教授として採用となりました。

辞令を受けて正式に准教授に!

関東以北、唯一のアートとデザインの大学の、
教員として活動できること、とても感慨深いです。

大学教員、僕にとっては、大きな一歩です。

両親が学校の先生だった自分は、「日常にある当たり前の風景」で、
夏休みは両親と過ごしたこともなかったです。

唯一の思い出としては、幼い頃、心臓病で生まれ、手術した際に、ともに青森市の病院に50日、母親が付き添い、6歳児のとき体験したのが貴重な体験。

そこから運動ができるようになり、野球、バレーボールに明け暮れた、小中高。大学は慶應SFCに進学。専門として建築を学び始めたころ、世界各国の建築家、建造物を拝見し、「あー、、青森でもこういう場があれば最高」「弘前に建築系学科か芸大作りたい、、」って本気で思っていました。

そこからぐるっと回って20年。

慶應SFCで授業を、ここ三年持たせていただき、
伴走したゆえ「Z世代の問題意識を見たい」と思うようになりました。

そもそもこういうきっかけを与えてくれた慶應義塾大学が素晴らしいと、本気で思っています。幼稚舎から大学へのシステム、そしえ大学生活、就職活動。そして三田会というOB会の絶大なる支援。こんなことを百数年、日本で実装している大学は、僕は知りません。友人も慶應の人間はもちろん多いのですが、ターニングポイントで現れ、きっかけや気づきを与えてくれるのは、慶應の諸先輩、後輩たちです。

「分かち与えるほど、輝きは増すものである。」


さて20代前半の男子、女子にとっては、大学に進学が当たり前のようになり、少子高齢化の中、都心、地方に限らず、生徒集めには群雄割拠、新学部、新学科、キャンパス移転も多くあります。徐々に多様化しながら、コロナ禍においてはオンライン授業が主流となり、今年度からようやくリアル授業も復活、新たな気づきや試みを実践するさまは、2020年を境に、大幅に変化しました。

一方、若者にとっては、その時間こそが、かけがえのないもので、共に過ごし、社会人として巣立っていくことは、2015年から担当している「SFC三田会」を通じた活動でも明確にわかり、とても凛々しく、僕自身も大きな糧になりました。だからこそ、その糧を自分のものだけではなく、手放しながらも、時空を超えて、若者たちに疑似体験させることが、実は「スピード感」につながると考えたのです。

4月より社会人修士になったきっかけも同様です。


「なによりも学びたい⇆もっと『問題』を知りたい!」という好奇心と、「これからの未来を見たい⇆Z世代にバトンタッチ!」という世代共有の実践化です。

東北芸術工科大学企画構想学科は、私が以前働いていた会社が企画構想し、学科として13年目を迎えた、素晴らしい社会実装の賜物です。

私も数回、仕事の都合ですが、授業を持たせていただきましたが、2011年、東日本大震災時のクリスマスに、仙台で企画構想学科の一期生に手伝ってもらい、「サンタの学校」を実践したことがとても印象に残っています。東北のZ世代とともに、これからの企画を作り上げる。こんなことは今しかないと思いました。

今日は入学式でした。

大学院生として、教員として。

あらたに51名、新一年生が入学されました!
おめでとうございます!

企画構想学科生が、僕の新たなクライアントです。
企画の骨子は「その子の人生」。

これは仕事以上の役割です。

そして「東北」という地域でそうしたチャンスをいただけたことは、かぎりなく誇りです。もちろん自分にとっては大きな「GIVE」です。

慶應義塾大学で培った「分け隔てなく、与えること」こそが、
僕の教員ポリシーでありたい。

まずは授業の実施、ゼミの活動と学生たちとコミュニケーションをとり、
身の回りの環境情報をアップデートすることに専念します。

もちろん東北、全国のお仕事を企画構想学科の学生とともに
受けることもいずれ考えられますが、企画会社ではないので、、
学生×大学とともに受け入れられる体制が出来次第、
是非一緒にやりましょう!

そして、慶應に限らず、素晴らしい皆様に
「ゲスト講師」依頼をさせていただきたいです。

実は女性の生徒数が多く、女性ゲスト講師の希望も多いです!
その時はぜひよろしくお願い致します笑

半学半教。そして教員になる。

松田龍太郎

 

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