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ダイスケさんがおっしゃること

「今週は、リュウタロウウィークだね」

GW前に中山ダイスケさんが、
スケジュール帳を見ながら、僕に話しかけた。

ダイスケさんとは、二つの環境で
お世話になっている。

一つ目は、デザイナーとして。
二つ目は、学長として、だ。

今回は二つ目、学長として
僕が担当している二つの授業に
講師として参加いただきました。

一年生の授業。
「なぜ山形に芸術工科大学が生まれたのか」
「ダイスケさんが学長としての役割」
実は、なかなか学長として学生に対してこういうような内容で話をすることは、まずない。けれどダイスケさんは、こうした講演に積極的に参加いただき、そして丁寧に、大学の実績と実装について、お話しなされた。

さらに課題発見について、学生たちに「問い」を投げかけている。

話をするスピード感、柔らかさ、思い。


学生含め、そこで過ごす学生の「態度」「過ごし方」「仲間づくり」を非常に意識づけしている印象でした。

もう一つは、3年生の授業。
昨年度まで続いたオンラインイベントはいったん終止符を打ち、あらたに「音楽と食のイベント」を山形市内で仕掛ける段取りをテレビ局と大学が連携して数ヶ年取り組む内容だ。

三年生もようやくイベントをリアルで実施する本格的なタイミング。それでいて、新たな取り組み。イベントやこのプロジェクトの指針、イメージを参加する人たちに、前向きになってほしい。
このイメージを具体化するために、中山ダイスケさんか受け持つグラフィックデザイン学科4年ゼミに依頼をすることにした。

これまでも多くのデザインを学科生を受け持つことが多かったが、今度は「発注ー受注」の段取りを組まなければいけないフェーズに入った。その中で、ダイスケさんは、全体を「整理」しながら、グラフィックデザイン4年生に主体的に参加できるように促しているのが印象的だった。

「質問の仕方」「自らのデザイン指針を探る視点」「ロゴの影響力」。

中山ダイスケゼミの視点は「ブランディング」である。

一つのロゴ、一つのグラフィックが、どんな影響力を及ぼすのか。そのイメージを作り上げるチーム。学生も、 「中山ダイスケゼミらしい」振る舞いで、自信をもって対応している。

これまでも多くの他学科とのやりとりで、アウトプットされていくことも多いが、授業課題の中で成されることは、コロナ禍以降、久々だ。


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