地域金融のリアル② 人材レベル編

地域活性化において、重要な立ち位置にいるはずの地域金融機関ですが、とてもその立ち位置に相応しいとは到底思えない実情がありますので、それらについて、複数回に亘って、ここだけの話として綴りたいと思います。

2回目は地域活性化を担うべきはずの地域金融の人材レベルのリアルについて、ここだけの話を綴りたいと思います。

唐突ですが、服が汚れたら着替える。お腹が空いたら食事する。ともすれば当たり前過ぎることなのですが、見方を変えてやると、一つの課題解決をしているとも言えると思うのです。ところがこれが、主語が一個人でなくて組織とかに肥大化すると、放置されることって、ままあると思います。

例えば、人材育成。ウチの会社は人が少ないし、良い人材も来ないし、中々育たない。わかっちゃいるけど、いちいち育てる時間がない、なんで俺がやらなきゃいけないの、だとかなんだかんだ言って、後回し・先送りにする。結果人が育たず、できる人に負荷がいき、その人の不満がサイレントで許容水準を超えて、その結果として、組織でできる人から辞めていく。