見出し画像

鈴木恵TRIO | come here my dear 完全解説5。


5.花と恋情
作詞・曲:鈴木恵 編曲:鈴木恵TRIO 管編曲:鈴木恵
演奏:
鈴木 恵 Vocal,Acoustic Guitar
青木宏美 Drums,Andes
田邉周平 Piano,Electric Piano
クニタケタカオ Electric Upright Bass
渡辺たもつ Mandolin
遠山幸生 Ukulele
高加茂道代 Horn
小林憲康 Fagotto
佐藤乃々子 宇野友恵 五十嵐夢羽 横山実郁 Chorus

新潟市中央区にある書店「北書店」×「RYUTist」で企画、開催される「柳書店」。毎回多彩なゲストをお迎えして、ブックトークをやったり、ライブをやったりするのですが、そこで我々も演奏係や喫茶部で関わっています。
そんな中で、RYUTist&鈴木恵withFRIENDS、という形で書き下ろしの新曲をやっています。その場で1度だけご披露させていただいたこの曲「花と恋情」。ライブでの印象がまるで白昼夢を見ているように素晴らしかったので、なんとか音源化したい、との思いでアルバム収録の方向へと動きました。

The Beach Boys「Disney Girl」とS&G「スカボロフェアー」を混ぜ合わせ、室内楽的なクローズドハーモニーに納めたアルバム中で最もトラディショナルでかつサイケデリックな雰囲気がある楽曲。転調を繰り返すメロディは難易度がとても高く、それを見事に歌いこなすゲスト参加「RYUTist」のコーラスワーク。ホルンとファゴットの古楽器ペアにマンドリンの響き、そして4人の歌声が可憐で儚い。いつものRYUTistとは少し違ったBPMも遅めなゆったりとしたタイム感を味わえます。あまり今までにないアプローチだと思いますが、これもまた彼女たちらしさだと思うんですよね。

今回のアルバムは、自分の音楽にまつわる全てのものをアルバムにまとめたい、という思いがあったので、今回の「柳書店」でいただいた音楽との出会いも収録できて本当によかったと思います。ちなみに、ライブでは、鈴木は歌っておらず、間奏は実郁さんのアンデスと夢羽さんのリコーダーのアンサンブル。これもまた良いのです。いつかライブで再びお届けしたいです。

レコーディングでの心に残るエピソードを一つだけご紹介。ディレクションと録音は僕が進めて行くのですが、とても決めるのが早くて、わりと短時間にOKテイクがどんどんとれるんです。レコーディングって、すぐ近くにいながらも、部屋を隔てトークバックマイクとモニターという完全公開型プラトニック会話が続くのですが、そんな中「あと8小節歌ったら録音終わりですよー。」って投げかけたら、「嬉しいような、淋しいような。。。」ってお返事。今でもその時の胸のトキメキは忘れられません。多分、一生。

明日発売ニューアルバム「ファルセット」楽しみにしています。

今回にまつわる恵スマホのお写真色々ご紹介。最初のはレコーディングの練習後だったと思います。レコ発のときお花をいただいたり、土橋さんと一緒に写真を撮ったり、あと、ナタリーなんかでよく目にする「恒例のレコーディングブースでの写真」実は僕も撮ってるんですよ。

画像2

画像3

画像4

画像5






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?