2020年→2021年。
2020年も大変お世話になりました。
昨年は、自分自身にとって試練の年になりました。
2月上旬に上越でやった「DIGMOG COFFEE LIVE」。最高のライブで幕をあけました。(今となってはこのライブが昨年の唯一のライブでした)
順調な滑り出しもつかの間、メンバーから青天の霹靂の如く脱退の申し入れ。残されたライブのいくつかはキャンセルをせざるを得ない状況。穴をあけてしまって皆さんにご迷惑をお掛けしたこと、本当に申し訳なく思っています。対応できない自分の無力さが、本当に悔しかった。僕が困っていた時、快く相談に乗ってくださった関係者の皆さん、その節はありがとうございました。今でも心の支えとなっています。
途中、3月と7月に入院して都合、今年の僕の世の中的1年は11ヶ月。手術を3回もしたけど、まあ、そんな痛みなんかは、このことに比べたらなんともなかったんですけどね。
TRIOが稼動できないそんな中、新しい出会いもありました。FMまつもとのラジオ番組「Hickory Sound Excursion」とのお仕事。元々は、長野の音楽友達から紹介していただいたラジオ番組でした。
鈴木に何かを感じてくださったDJ久納くんからジングル制作のお話しをいただき、自分の夢だったジングルの制作をやることに。制作期間、入院中に病院の食堂でコーラスを書き、退院後、即楽器のほとんど自分で弾きました。ただ、相変わらず音楽制作の自分完結はやらないタチなので、青木さん(コーラス)と江口さん(コーラス、ピアノ)にチカラを貸してもらい、やっと本年最初の制作ができました。
10月からは、同じくFMまつもとの「Hickory Sound Excursion」でコラボユニットのやる企画を立ち上げてくださいました。お相手は、札幌のmini kyute斎藤さん。どこまでもいろんなことに挑戦したいと言う思いと、単純に斎藤さんと音楽やりたいと言う思いと、どこまでも人との関わり合いの中で音楽をやりたい、と言う思いの中で取り組んで行きました。
久納くんがつけてくれたユニット名は「Sorry,We're Genius」。実に通が効いたネーミングだ。究極の開き直りとも見える。作詞/作曲を鈴木が、アレンジを斎藤さんが、仲を取り持つ役を久納さんが。色々切磋琢磨しながら、2ヶ月と言うあっという間の制作期間の中で曲を仕上げ、クリスマスイヴの日にオンエアー。本当に良い作品となりました!
人と人との関わり。今年は、怖さも知り、本当の喜びも知り、反面リーダーとしてのチカラ不足も知った、そんな試練の年でした。
迎えた、2021年。
TRIOは、今再稼動に向けリハーサルを続けています。12月からスタジオ入ってるんですけど、バンドがなんか笑っちゃうくらいバランス取るのが下手になってて。でも、やっていくと、すぐ勘は戻った感じ。だって、バンドですから。
実は、1/31にワンマンライブをやる予定で練習してきたのですが、先日、昨今の状況、会場の広さと収容数から、安全面を考慮して中止の判断をしました。早く皆さんの前で、演奏したいので、延期/中止みたいなもがきがしばらく続いていくと思います。ずーっとライブをやっていないので、お話したいことも沢山。MCだけでライブ終わっちゃうかもしれません。
練習していかないと、「バンドグルーヴとバンド魔法」信者である僕は、バンドでレコーディングなんて到底出来ませんからね。
今年も良い音楽をご提供できるように、人と人との関わりを大切にしながら、力強く活動して行きます。
TRIO NEVER DIE!
最後になりますが、喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮させていただきました。
2021.1.1
鈴木恵