RYUTist、10周年おめでとうございます。
変化を伴いながら突き進む。これがRYUTistの10年だったと思います。
同じこと長々やってる僕としては、「長くやること is beatiful」とは実は思っていないところがあるんです。
バンドとかグループは組織であり、ある意味で会社と同じ。いやいやそんなもんじゃない。社員である一癖も二癖もある芸術家たちをマネジメントしていくとてつもない難事。組織だから放っておけば瞬く間に腐ったりします。
変化と言っても色々あると思っていまして、例えばメンバーが変わることも変化、楽曲が変わって行くことも変化、パフォーマンスが変わるのも変化。だけど、10歳代ですからそんなスピードよりも当のご本人たち自身が変化、これは進化と言い換えてもいいのかもしれないけど全然早いわけです。
なので、この10年間のスピードは、他ならぬご自身たちのスピード感とそれを引っ張る運営さまのスピード感がバッチリ合致したものだと思うんです。運営さまが道しるべしてるけど、だけどそのスピードに乗って行く、呼応できる実力を兼ね備えた10年。ものすごい努力の中で掴み取った実力は、加速する進化のスピードにふるい落とされないチカラとなって行ったんだと思うんです。
「常にフレッシュで長くやること is beautiful」これです。これをやってのけることができるグループ、これがRYUTist なんですね。
あとやはり素晴らしいのは、10年間常に表舞台に立ち続けるという難事をやり遂げていること。
調子悪くなったら雲隠れして、気分が乗ってきたらあらわれて、とかこんな流暢な人生はありえない。常に僕らの前で歌って元気を与えてくれました、くださっていました、だな。コロナ禍でそれがどんなにありがたいことだったかを誰もが実感したと思います。
10年ひと昔はよく言ったもので、僕が関わり始めたのがセカンドアルバム2016年。ウカウカしてるうちに僕なんかは初期関わり陣になってしまいました。そんな僕でしたがライブ後に幸運にもご挨拶の機会をいただきました。
何だろう、本当何も言えず「おめでとうございます。とても良かったです!」と4回だけ、あとはひたすらオジサンスマイルのみ。なんともな惨敗ぶり。元気なかったわけじゃないんですけど、やりきった感溢れる彼女たちの表情を見ていたら何も喋れなかったんです。本当に嬉しかったり、怖かったりすると、声でなくなるじゃないですか、アレです。あとはね、運営さま。久しぶりにあった僕に、開口一番「鈴木さん、元気そうで良かった!」と言ってくれて、ちょっと何よりもジンときちゃって。僕の入院のことをずっと気にかけてくれてたから。
ふわーっと上機嫌になりながら帰路につきながら、これ言えばよかったなあ、あーあ、ってことは大体後で思い出すものなんだけど、ただ一つ、願いが叶うのならもう一度「柳書店」をやりましょう、と伝えればよかった。あのイベントはRYUTistのイベントの中でも奇跡中の奇跡。コロナ禍で開催も厳しいかも、も含めてあの奇跡をもう一度起こしたいと思ってます。
今年は、「Sense Of Life」のリリースで「トムテ」が念願のフィジカルリリースされました。お仕事的にも、aYUさん、加納さんとご縁させていただくことができまして、「柳書店」が生み出した奇跡の一つ、と思っています。本当、感謝しています。
あらためて
RYUTistの10周年、本当におめでとうございます。
ありがとう。
これからも応援しています。
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