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一坪にも満たない部屋の増築で、考えたこと。
こんにちは。
鈴木隆介一級建築士事務所の鈴木です。
今回は、かねてより紹介している増築事例に「角度をつけた意図」を紹介させてください。ご興味ある方は、ぜひ。
最終的には、以下の図のように少し角度をつけることにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721957134015-D4JD0aPOUl.png?width=1200)
おそらくご依頼者は「ちょっとスペースを広くするくらい」に思っていたかもしれませんが、このようなアイデアと意図を説明したところ、納得いただけました。
こうすると何がいいのか?は、以下の画像に書いたのですが少し見づらいかもしれませんので概要を。
![](https://assets.st-note.com/img/1721957154659-iqVnLQtPnN.png?width=1200)
角度をつけた意図①
外と中で、明暗のコントラストを弱くしたかったため。
ここで過ごす祖母さまの抱える緑内障は、コントラストが目に辛い症状ということで、角度をつけて壁を反射させ、常に光を取り込みやすくしています。
角度をつけた意図②
ゆるくリビングとつながる関係性にしたかったため。
テラス上にあるリビングからでもふと視野に入りやすく、完全に孤立せずそれぞれ存在を感じやすい角度にしています。
角度をつけた意図③
趣味を楽しめるようにしたかったため。
ソファに座り、外を眺めた時に自然とガーデニングスペースが目に入るようにし、眺めて楽しい時間になるようにしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1721957174527-LgUmU9cyyk.png?width=1200)
といった3つを考えながら、
出窓には思い出の品が並び、リビングに目を向けると家族が手を振っているような、ひとりのための小さくて多彩な居場所を目指しました。
さらに詳しくは、サイトにも記載したのでよかったらご覧ください。
https://szkrysk.com/?page_id=1308
鈴木