13.FIXED, INCLUDE, EXCLUDE:LOD計算
ちょっと苦手意識が・・・
なので、しっかり向き合う
通常の集計はそもそもどうなっているか
SUM([売上]) ⇒ 227,176,841 ・・・・全部の合計①
COUNT([行Id]) ⇒ 10,000 ・・・・・全レコード数②
AVG([売上]) ⇒ 22,718 ・・・・・・①/②
⇒関数は「データソースの行レベル(1購入単位)」で集計が行われている
この集計に対して、集計の粒度を自由に変えられるのがLOD計算!
LODとは、「Level of Detail」の略=「詳細レベル」
どのくらいの詳細な粒度(レベル)で集計されているかを示す
ビューの集計と異なるレベルでの集計をし、それを表示できる
FIXED関数
LODを指定したディメンションに固定するもの
⇒指定したディメンションのテーブルが作られ、それを集計するイメージビューの詳細レベルに関係なく (ビューの中の他のいずれのディメンションにも関係なく)、指定されたディメンションで値を計算
◆例◆
{ FIXED DIM1, DIM2,・・・: 集計関数 }
⇒DIM1とDIM2だけのテーブルが作られるイメージ
⇒集計関数にはSUMやAVGなど、DIMの集計方法を入れる
★市区町村の売上合計と都道府県毎の合計売上額とその割合
★顧客別初回購入日
\ 注意 /
※一番最新のオーダー日
{ MAX([オーダー日]) }
⇒ ディメンションを指定しない場合は「:」以前を省略できる
※FIXED式内で記載されていないディメンションは存在が考慮されない
⇒ 宣言されたディメンション以外は無視!!
★顧客区分×顧客ごとのオーダー回数
INCLUDE関数
ビューに含まれるディメンションに加えて、指定されたディメンションを使用して値を計算
ビューにないディメンションを含める場合に最も役に立つ
◆例◆
{ INCLUDE DIM1, DIM2,・・・: 集計関数 }
⇒DIM1、DIM2だけのテーブルが作られるイメージ(FIXEDと同じ)
⇒集計関数にはSUMやAVGなど、DIMの集計方法を入れる
※INCLUDEと同じことはFIXEDでも実現できる
{ INCLUDE [製品Id] : SUM([売上])}
⇒ { FIXED [地域] [都道府県] [オーダId] : SUM([売上])} と同じ
※ビューのディメンションに合わせて、「都道府県ごと」「地域ごと」に「注文(オーダー)単位」での集計結果が表示
★顧客一人当たりの平均購買日数
\ FIXEDとの違い /
※INCLUDE:ビュー内に既に存在するディメンションを考慮する
FIXED:すべてを考慮しない
EXCLUDE関数
EXCLUDEはINCLUDEの逆で、式からディメンションを明示的に除外
⇒ ビューの詳細レベルからディメンションを除去ビューに配置されている不要なディメンションを除外する場合に役に立つ⇒ ビューに配置されていないディメンションを宣言しても意味がない
フィルタは除外できない
集計に使う場合は、集計関数にする
⇒ ATTR・MIN・MAXなど使用
◆例◆
{ EXCLUDE ビュー上の除外したいDIM1 : 集計関数 }
※[ビュー上の除外したいDIM]は何個でも置ける
★サブカテゴリ別売上額と全体の売上額とその割合
★カテゴリ別売上額と売上平均とその差分
とても分かりやすく説明されているページがあったのでそちらをメモ
Tableau:分かりやすいLOD-FIXED編 | エクスチュア株式会社ブログ (ex-ture.com)
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