何者にでもなれる時代に、「社会起業家」を目指す新卒を迎えて想うこと
ご無沙汰しています、スズケンです。
2021年の年初めに新年の抱負をnoteに書いてから、あっという間に今年も1/4が過ぎてしまいましたが、マイペースにnoteも発信していきたいと思います!
そんなこの頃は、ちょうど今月4月より弊社ボーダレスにも新しい仲間を迎えることができました。現在携わっている新卒起業家採用にて、22卒の7名がボーダレスの門を叩いてくれました!
この7名に共通している入社理由は、「自ら解決したい社会課題解決へ、社会起業家を目指すために就職した」ということ。
今回は、そんな「社会起業家」を目指して新卒入社した7名の姿をみていて思ったこと、感じたことを書いてみたいと思います。
子供の頃に聞かれる将来の夢
「大人になったら何になりたいの?」
「あなたの将来の夢は?」
小さい頃に誰も誰かに聞かれたことのあるであろう質問。
自分の場合、なかなかこの質問に答えられない、将来の夢がなかったタイプの子どもでした。この類の質問に投げかけられる度に、周りで夢を持っている友達と比べては、「何か夢を探さないといけない」となんとも言えない気持ちになっていました。
知っている世界からでしかなりたいものが選択できない、特にその知っている世界が限られる子どもにとっては「将来の夢=なりたい職業」を選ぶこと、選ばせることに違和感を感じてきました。
今では、YouTuberやインフルエンサーといった、自分の好きなこと・やりたいことを職業という枠にハマらない形で実現できる選択肢も多様化している中で、いわば多くの人が何者にでもなれる時代になってきているとも言えるのかもしれません。
そんな時代だからこそ思うのは、「どんな職業につくのか(何者になるのか)」は一人ひとりの生き方にとって手段化していくということ。
これからを生きる子どもたちには、職業選択を超えた、生き方の選択肢に大切なこと、生きる目的になることに目を向けていけられるようにさせてあげられたらと思うばかりです。
何者になるかよりも大切なこと
ではそんな時代の生き方に大切なことは何なのか、そこへ気づきをくれたのが新卒の彼ら彼女らでした。
医者や教師になるために、大学時代に資格取得や専門分野の勉強に時間をかける学生とは異なり、社会起業家になるために、起業経験があるわけではなければビジネスに関する知識・スキルも十分とは言えない中で、卒業のこのタイミングで飛び込んできた彼ら彼女ら。
そんな7名の選択は、ある意味で無謀にもみえるのかもしれません。(しかも、それが起業するとなったら尚更。)
でも、少なくとも新卒メンバーにとっては、「なりたい職業(何者かになる)」の先にあるもの、自らが目指す「社会課題の解決」を見据えた、明確な目的意識を持った決断だったのだと思います。
世の中にある「なりたい職業(何者かになる)」を探して、その職業に就くことが、人生のゴール・目的ではない。大切なのは、何者になるかを選ぶことよりも、何に・誰のために自分の有限な時間を使っていきたいかどうかなんだということを、彼ら彼女らから強く感じました。
人生の指針とは、それはなりたい自分を描いてそのために地位や名誉のような自分にないものを追いかけることよりも、自分が持っている人生の有限な時間やその人生で出会った自分以外の誰かとどのように生きていきたいかにあるのかもしれない。
自分にないものを得るための人生(キャリア)よりも、自分に与えられた「有限の時間という財産」をどのように使っていくか、試行錯誤しながら最大限活用できる人生にしたい。
新卒のみんなを迎えて思えたそんな気づきを大切に、新年度もここからスタートダッシュを切っていきたいと思います!
最後に
このnoteの元にもなった、新卒7名の入社への想い(生き方)がこちらにまとめられていますので、合わせて是非ご覧ください!
<7名の22卒メンバーの入社エントリー>
・幼い頃から抱いていた自分の夢(森 結佳)
・エクアドル旅で人生が180度変わったお話(加藤 未希)
・国際協力からソーシャルビジネスの世界へ(祖父江 なつみ)
・自分と向き合うことで見つけた道(成田 好)
・「起業だけはしない」から、社会起業の道へ(久留島 愛)
・夢は野球選手だった自分が、社会起業家を目指す理由(池田 将太)
・どうしても諦められなかった夢を叶えるために(羽賀 詩生吏)
※それぞれのブログは上記のリンクよりご覧ください
◎ ここまで読んでくださりありがとうございます!読んでくださった方に何か少しでも気づきがあれば嬉しいです!
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【 新卒で社会起業家を目指す22卒の方へ 】
7名のように、新卒で「社会起業家」を目指す生き方に興味のある方いましたら、こちらを一度ご覧ください!(22卒・通年採用募集中!)