○音楽の授業○ 高校鑑賞 長調?短調?日本の音階
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長調?短調?日本の音階
先日、高校生の授業で日本古謡の「さくらさくら」と美空ひばりの「りんご追分」を扱いました。
グローバルクラスの生徒達で、全員来年一年間留学するので、
日本の音楽も是非あちらの方に紹介してほしいと思い教材に選びました。
フォーカスしたのは音階。
まず言葉で説明せず、一緒に歌う
「これって長調、短調?」
なんて質問すると
多くの生徒は「短調…?」と答えました。
中には「何かが違う。でも何かはわからないけど‥」と答えてくれました。
そういう違いを感じる心って、やっぱり日本人に元々備わっているんだろうなぁ
それぞれ使われている音階は
さくらさくら
都節音階(ミファラシドミ)
りんご追分
民謡音階(ラドレミソラ)
歌詞をつけて歌った後、階名唱(ドレミ唱)を使ってメロディの構造を一緒に分析して、それぞれの音階について学びました。
半音、全音の場所を示してそれぞれの違いを認識しました。
実際に学び、理解した後でさくらさくらの最後「みにゆかん」の雅な響きを聞いた生徒達はみんなうっとりしていました(ように見えました)。
「こんな風になってたの!?」なんて目を丸くさせる生徒もいました。
図を使って視覚的に認識することによって、長調、短調だけではない様々な種類の音階を論理的に理解できるようになります。
日本だけだはなく世界の民族音楽の分析をするための準備運動でもあります。