綴られる投薬記録 1
「そんなに忘れ物をするようじゃ、次の学校でやっていけないよ!」
小学校3年生で転校する前に、担任のT先生にそう言われた。
そんなことはわかっているけど、どうしたらいいか全然わかんないなあ…と先生の厚めの眼鏡を見ながら思っていた。
忘れ物、片付けのできなさ、遅刻。
ADHDを語る上で必ず出てくるワードだ。
私も例に漏れず上記の事項に悩まされている。
そして一番困るのは、上記の事項により自己肯定感が著しく低下して憂鬱になることだ。
なんとかごまかしたりライフハックを見につけたりして今まで過ごして来たが、頑張ってもこれは生活ができない!つらい!無理!と思って友人に紹介されたメンタルクリニックで無事にADHDと診断され、投薬治療が始まった。
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