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しずくだうみ
2020年8月1日 14:07
実家から歩いて最寄り駅まで行く道に、魔法としか言いようがない場所があった。他の人から見たらなんでもない場所なのは百も承知なのだが、通るたびに何故か歌詞のかけらというか光景が浮かんできた。それらは曲になったりならなかったりしたが、そこをひとりで通るのが習慣になっていた。4月に引っ越しをして、新しい町にやってきた。魔法としか言いようがない場所なんて当然ない。広めの道路から見る夕陽は悪くはないが