訃報・唐沢俊一
唐沢俊一さんが亡くなった。と学会やトリビアの泉で話題になる一方、盗作問題や雑学のガセネタなどで毀誉褒貶ある人でもあった。まあ、ここではその議論は書かず、唐沢さんとの思い出を少し書いておく。
唐沢俊一さんは、私が大学生の頃(2005年)、文筆業サバイバル塾、というライター養成講座みたいなところで知り合った。といっても、その講座は「ライターになること」ではなく「ライターとしていかに業界を生き抜いていくか」という、ライターの人向けの講座で、私は氏の話を聞きたかったがために参加していたのだけど。
確かその年の12月に桐生さんという友人の紹介でと学会の例会にゲスト参加して、唐沢さんから「あ、近衛(当時のPN)さんじゃないですか!」と驚かれたのを覚えている。
その後私が実家に帰ってからも、と学会の関係で何度かご飯を食べたり、酒を飲んで適当なオタク話をしたりしていたけど、唐沢さんがと学会を退会されてからは疎遠になり、時たまメッセージをやり取りするぐらいの関係になっていた。
ただ、ここ数年はお金や食べ物の無心があって、私も正直びっくりした覚えがある。また氏はちょっとしたことで絶縁してしまう、というオタクやサブカル系の悪い癖があり、一時期一方的に関係を絶たれたこともあって、最近はXやFacebookで近況を知るくらいだった。
私が伊藤剛氏の本を読んだとミクシィに書いただけでマイミクを切られてしまったのも、今思えばネタになる話である。それからしばらくしてFacebookに友達申請があり、見たら唐沢さんだった。たぶん意識してないか忘れてるんだろうね、そういうの。
とりあえずは、お悔やみを。