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変な時代、90年代

 X(旧Twitter)でちょっと書いたけど、1990年代ってすごく変な時代だったんだなあ、と今更ながら思ったのでその頃の思い出も兼ねて。

 思えば私がアングラなものにはまったのもこの時代であった。小学生から中学生ぐらいまでをこの年代に過ごしていたわけだが、『羊たちの沈黙』に影響を受けた(と思われる)「沙粧妙子−最後の事件−」が放映されたのが1995年で、これを見ていた少学校6年生の私はサイコ・サスペンスものにハマってしまい、ロバート・K・レスラーの「FBI心理分析官」を読んで、猟奇殺人犯にハマったまま中学生になり、田島昭宇の「多重人格探偵サイコ」や、平山夢明の「異常快楽殺人」も読んでずるずる…という中二病まっしぐらな感じだったのである。
 こういう過激な情報が小学生でも手に入る場所にあったとは、今考えると無法地帯に感じる。

 同時代に放映された野島伸司の「家なき子」も変なドラマだったが、あの当時「ああいう感じ」(うまく言い表せないけど、過激というか頭おかしいというかなんというか)がなんで流行ったのだろうか。そのせいで、未だに酒の席でオタク話になると「ジョン・ウェイン・ゲイシーがね…」と言い出してみんなから白い目で見られるのであった。

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