帝劇最後列で防振双眼鏡(14倍)を試してみたメモ
ずっとずっと気になっている、けどチケット代優先で中々手を出せていないのが『防振双眼鏡』!
そして気にはなっていたものの特にこれといって不便もなかっけど、今回【帝国劇場2階席最後列(B席)】が当たっちゃいまして(?)、手持ちのオペラグラスは戦力外すぎてレンタルしちゃいました!ので、備忘録としてメモ!!!
今回は防振双眼鏡を帝劇で使ってみたよ編なので、レンタルサービス「JRE手ぶら旅」が気になる…!という方は、レンタル編をご覧ください(後日公開予定)。
※サービス、金額etc.記載の情報は2024年8月時点のものです。
防振双眼鏡とは?
要は手ぶれ補正機能付きの双眼鏡です!(ざっくり)
高倍率になるほど手ぶれが死活問題になってくるけど、電池搭載でスイッチを入れるとセンサーで手ぶれ補正されて視界が安定する!(ただし高額!笑)
詳しく知りたい人はメーカーさんサイトとか調べてください🙇♀️
検証する席
今回観た作品はミュージカル『モーツァルト!(以下、M!)』、帝劇2階席最後列。
元々帝劇B席は見やすい・コスパが良いと聞いていたので、建て替え前に1度座ってみたくて「第三希望」くらいにしてはいたけど、♪まさか~信じられない~最後列とは~、です笑
手持ちの4倍では歯が立たない😂
前列との段差もあり、視界を妨げるものもなく、音ズレもそんなに気にならなくて、これで7,280円(※)は最高でした!!!
※チケット代:平日B席6,000円(平日)+防振双眼鏡レンタル:1,280円/6h
M!を知らない人向けにも分かるように書きますが、ネタバレは回避できていないので、M!を楽しみにしている方はブラウザを閉じてください🙇♀️
比較するもの
今回はレンタルサービス「JRE手ぶら旅」で借りてきた「防振双眼鏡(14倍)」をメインに、見え方の参考比較として、いつも使っている「単眼鏡(4倍)」も持参。写真でサイズを比較するとこんな感じ↓
防振双眼鏡スペック
【ケンコー(Kenko) VCスマート 14×30WP】は、重さ535g、希望小売価格¥90,000(税別)!
8倍も選べたけど、帝劇最後列の距離はさすがに14倍でしょう!という謎の自信で借りた。大正解(そもそも8倍なら持ってる)。
単眼鏡スペック
対して、比較用に持って行ったのは、普段愛用している【ビクセン(Vixen) 単眼鏡 マルチモノキュラー H4×12】。4倍の単眼鏡、49g、メーカー小売希望価格¥9,500(税別)
昔はKenkoのノーマル双眼鏡(7倍)を使っていて、単眼鏡にシフトした民。
「単眼鏡はいいぞ!」はめちゃくちゃ語れるけど、今回の趣旨に関係ないので割愛。
使ってみる
視界(帝国劇場 2階席最後列からの眺め)
ピント調整がいつもより少し複雑なので、早めに客席に行って調整。
舞台上に出ている、大きなグランドピアノのセットを覗くとこんな感じ。
手持ちの4倍だとピアノ全体が見える範囲。
対して14倍は2オクターブ弱の鍵盤が見える。
※写真はフルサイズ(88)に近いミニチュアですが、実際のセットの鍵盤は4オクターブ弱
そして開演5分前に下りてくる幕のロゴは、手持ちの4倍で全体が見えます。
14倍は、上部のモーツァルトの横顔イラストを収めるのが精いっぱい。笑
実際の出演者(人)サイズでいくと、14倍でちょうど全身が見えます。古川さんサイズ(182cm+ヒール)で、ちょっと余白あるな、くらい。
ピントを上手に合わせられれば、表情も余裕✨
4倍だと、もう顔は見えずにほぼのっぺらぼうなので(口や目が動いているかな?くらい)、複数人の動きを見たいときには便利!
※4倍だと♪ナイフ、フォーク、スプーン…のシーンの手前にある長机(2つ?)全部と、召使さん(6人だっけか8人だった笑)が全部おさまります笑
(追記)1階席中央(LMN列あたり)から4倍でみるのと、2階席最後列から14倍でみるのが同じ。笑
1階席から14倍でみたら皺まで見えそう()
防振スイッチのオンオフ
防振をオフにしておけば、普通の双眼鏡として使用することもでき、電池の節約になります。今回レンタル品だったので、電池の持ちが心配で双眼鏡をおろしている時はオフ、上げる前にオン、としていました。
防振のON・OFFは上部のスイッチで切り替え、オンにしている時に「パイロットランプ」が常時点灯するタイプが多く、遮光テープで遮らないといけないかなー、と考えていたのですが。
今回は「パイロットランプ遮光スライドシャッター」を搭載している機種!
シャッターを右にずらせばライトは全く漏れなくて、盗撮と勘違いされる心配もなし!一番の懸念点だったので安心でした!
スイッチ自体はスライド式で、オンオフの位置さえ覚えておけば触った感触でわかるので、ライトが見えなくても不自由はせず。
一応慎重にゆっくり動かしましたが、カチッといった操作音もない。
(ボタンを押し続けなければいけない機種もある模様)
ただ、双眼鏡を覗いている間に切り替えると視界が変わるのでちょっと酔います。笑
(オン→オフにすると、視野が上に移動するので誰もいなくなって天井しか見えない。)
オートオフ機能搭載(10分無操作で自動オフ)らしいんですが、そこは検証できずでした(曲終わり拍手のタイミングとか、適度にオフにしていたため)。
調整
レンタル品なので、ピント調整の方法はラミネートがあったのですが、レンティオさんのブログが分かりやすくて事前に予習していったので大丈夫でした!
元々、視力(乱視)で左右差があり、なので左右別々に調整できるのはありがたい(防振じゃなくてもできるけど)。
個人的には、②の眼幅が全然合わなくて(中央に黒い影)、一幕入っても調整していたのですが、ぴったり合えばストレスフリー!!!笑
(双眼鏡を久しく使っていなかったから、普段から双眼鏡の人はそこまで手こずらないかも…)
はじまる前にある程度調整していても、出演者がでてきたらそこに合わせて再調整するので、調整の順番なんかは「説明書を見ながら」というより、頭にいれておくと安心です(本当に何度もなおした。笑)
単眼鏡だと片手でもピント合わせができるけど、重いしゴツいし、ちょっとそこは慣れ問題。
誤作動
残念ポイントとしては、突発的に激しく横揺れを繰り返して全然見えない、という誤作動が2~3回発生しました(物理的にそこまで手振れしていないし、防振スイッチはオン)。
観たいところなのに~!と思いつつ、冷静に防振スイッチを入れなおして事なきを得ました。
精密機械なのでしかたないと思うのですが、使う前にこういうこともある、というのは頭にいれておいた方がよいかもです(酔いやすい人注意…!)。
重量
100gちょいの双眼鏡でも重いと感じる人間で、単眼鏡(49g)に慣れきってしまっているため、防振双眼鏡は常に筋トレ(500mlペットボトル1本分)。笑
けど集中しているし、暗転や拍手で適度に休憩しているので、そこまで問題はなかったです。
もしかすると2階席で見下ろす形だったので、そこまで持ち上げなかったからかもしれません。
片手でも持てないことはないけど、安定するかと言われると微妙なので常に両手持ち。
あとは、首の筋トレをしたくない場合はストラップを調整すべきです。笑
手を離したときに、膝より若干宙に浮いている長さだったので首に若干の負荷が…!笑
上げ下げ
ここは本当に単眼鏡の勝利すぎるんですが、動作が遅くなってしまう。
単眼鏡だと普通に手を放しても(ストラップを首からかけている場合)問題ないし、なんなら持ったままでも拍手できるから、オンタイムで拍手して観たいと思ったときにすぐ構えることができる。
かたや防振双眼鏡は、精密機械ということで大きな振動はNG。
慎重に下す必要があって、上げる時も変なところを触らないように慎重に上げる。
防振のスイッチを入れる、という別な動作も入ってくるし、少し集中が防振双眼鏡にいくときが。慣れ問題な気もするけど、気軽感はなし。笑
あとは初見作品は厳しいかなーという印象。座席と倍率にもよるけど、スピードについてこれないかも。
私が単眼鏡に慣れすぎているだけなのかもしれませんが💦
大きさ
そしてこれも本当に致し方ないと思うけど、大きすぎる。笑
「絶対に忘れなさそう」ではあるものの、仕事終わりに観劇…とかだと終わる。大荷物。防振双眼鏡ユーザーの皆さんはどうしているのか知りたい。
おわりに
家電量販店の店頭で試してみたこともあったのですが、実際に劇場で試すと色々な発見がありました!
高倍率になるほど手振れするので、前方席は普通の、後方席では倍率の高い防振双眼鏡…という使い方をするとよいのかなーと思いました。
お 金 が ほ し い(観劇回数を減らせ)
あとは、防振双眼鏡も色んなメーカーから出ているので、他の機種も試してみたい欲があります。
すでに防振双眼鏡を使っている方、この機種おすすめ!があれば教えてください◎
M!が表紙の『ミュージカル』
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