泊まるではなく、帰る。
先週の話。
猪苗代駅に着いた時、幸い雪は降っていなかった。
タクシーの運転手さんは「今日は比較的暖かいほうですね、先日雪が降りましたが週末できれいに溶けてしまいました」と言っていた。
何気ない会話を楽しんでいると、雄大な磐梯山の麓に目的地が見えてきた。
LivingAnywhere Commons 会津磐梯だ。
ここを拠点にしたテレワークと施設設備に関するフィードバックを目的にやってきた。
以前にもここで何度かテレワークをしたことがあるが、自分が知っていた頃に比べるとだいぶアップデートされていた。
他の施設にはない LivingAnywhere Commons 会津磐梯 を象徴する部分を紹介したい。
図書室
りんご箱を活かした壁面本棚が特徴的な図書室がある。
部屋の中心に観葉植物があり、ゆっくり本を楽しめるようにデザインされている。
本は寄贈で成り立っており、オススメの本をそっと寄贈したいという気持ちになった。
地下室
広がりのある空間に、プロジェクターやDJブース、アーティスティックな音源棚など、イベントスペースとして活用できる機材が設置されている。
仕事後に遊ぶスペースとしても使えそうだった。
また、地下なのに謎にテントも張られているw テントが張れるくらい広々とした空間だということがイメージしてもらえると思う。
ワーキングスペース
多少混み合ってても人との距離感が気にならないくらいに広い。なので、開放感があり疲れを感じにくい。
そして、それくらい広いのに暖房も完備されている。小上がりにはコタツもある。コタツがあるなら、あとは猫🐈がいれば完璧じゃないか。
Wi-Fi
ワーキングスペースはもちろんのこと、ゲストルームまで快適なWi-Fiが行き届いている。
Wi-Fi(とか通信回線)の質はテレワークの生命線なので、それが安定しているのは大変嬉しい。
食事
地元の美味しいものを買ってきて食べたり、外に食べに行くのも良い。
キッチンもあるので自炊することもできる。
長期滞在や子供用のご飯を用意するのに嬉しい設備だ。
インスタントハウス
エントランスには、小さなインスタントハウスの実物が置いてある。
インスタントハウスとは、名古屋工業大学の北川教授が開発した発泡ウレタンを使った簡易住宅のことだ。
日本は、自然災害の国だ。
そんな環境の中、インスタントハウスは施工に時間がかからないため、被災地での応急仮設としての活用が期待できる。
そのインスタントハウスの硬さ、軽さ、断熱性など実際に体感できるのはここしかないだろう。
まとめ
多拠点でのテレワークは、ただ働くだけではなく「好きだから、また来た。」とか「泊まるではなく、帰る。」に近いのかも知れない。
LivingAnywhere Commonsにはガイドラインがある。このガイドラインに共感し、この空間を楽しむことが共創の第一歩になる。
その時その場所から受けた影響で、化学反応と化学変化を楽しむ場所。
その化学反応を求めてまた帰ってきたい、化学変化を起こせる何かを持って。
参加者がここに帰ってくる理由を作り、それを紡いでいく。LivingAnywhereCommonsはそういうコミュニティなんだと思う。
次はどこに行こう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?