うみねこオビツロイド制作1

すずふゆです。最近ツイート見ている方は知っているかと思いますが、ねんどろいどを改造する「オビツロイド」制作をしていました。
推しにこの世に顕現してほしい…しかし自分の推しはうみねこを紹介する上でも登場シーンでも説明しにくい(わかる人にはわかると思います)ので商品化は絶望…。なので作りました。
ぶっちゃけ制作動機はまんまで説明することもないのでとりあえず時系列に制作手順や説明を載せるだけの記事です。

ことの発端は2019年2月のここかららしいです。詳しくは当時のツイッター(前アカウント)に載せているので、ここでは割愛します。写真がかなりなくなっていたので説明ができない…。

今年は07th年だし、オビツちゃんを作ろう!

2022年の今年、コロナでイベントができなかったのでようやく07thオンリーのリアルイベントが開催されるのでハッピーになりました。
これはいつもですが、テンション上がるとイベントに向けての制作をしたくなります。ちなみに前回のイベントの時はテンション上がって当主の指輪を作りました。今年も再制作して頒布できたらいいなぁ

これですね。当時お買い上げくださった方、ありがとうございました。
次回はもっと丈夫な作りを目指して頑張ります。

というわけで、オビツロイド制作をしていこうと決めました。
前回の理御の時に使わなかった後頭部に加えて、新たな素体を2体購入(これは昔にしていました)&ネットで体、顔を新規に購入。

過去の理御ちゃんです。聖地で写真撮りました(この時には塗装が既に禿げていた…)

話が前後してしまいましたが、オビツロイド制作目標
・ウィラード、ベアトリーチェの2体を新規に完成させる
・理御の塗装し直し

この2点です。

ここから制作の話

そもそも制作の話をしようと思ったのは、少しでも作ってみたいと思った方、作り方に興味がある方向けにまとめようと思った次第です。
ので、制作をするにあたっての詳しい話をメインにしていきます。画像は多分Twitterにあげたものが中心だと思います。

1.作りたいキャラクターを選ぶ・知る
今回で言うとウィルとベアトです。選ぶは簡単ですが知る?とはという点を掘り下げます。
好きなキャラを作るのに知らないわけないでしょと思うかもしれませんが、例えば理御はポニテでも下結びで、ブーツは膝下丈、目の色がグレーです。背中は原作と漫画版でスーツの留ボタンに違いはありますが、360度そのキャラクターを思い出せるかが「知る」です。もちろん制作中は資料を見ますが、素体選びの時にどこまで想像できるかで、選ぶ物がかなり違ってきます。

2.素体選びをする
多分一番難しいステップで、今後のクオリティに左右してきます。
選ぶポイントで大事なのが、手を加えず如何にキャラクターらしさがあるか、です。
ウィラードの身体の素体は通販で購入しましたが、3年前理御を作る際には出品されていませんでした。オビツロイドを作る上で割と馬鹿にならないのが制作費です。自分だと1体1万ぐらいで作ってると思います。(色々買った所為もありますが)
で、ウィラードの身体に合いそうな素体を購入。値段で言えば4000円前後が身体単品の相場です。ついでにベアトと理御のお顔も買って送料浮かせました。

ウィルの素体(原型)
ジャケットを自力は大変だったのでそれをメインで購入。
素体選びに迷ったら、自分はこの作業をしたくないで選ぶといいです。襟は作ってもいいけど均一にジャケットの裾を形作れる気がしない…と言う流れで選んだので。
ちなみに襟が立っている+長めのジャケットはあと3つほど候補がありました。候補を絞って財布との相談が妥当だと思います。

素体選びについては以上なので、ここから机に齧り付く作業をします。
ベアトから作ったのでベアトから説明します。

3.組んで不足部分を補う

ここで言う不足の部分を挙げていきます。
・頭部
・胸部分のリボン、レース
・ドレスの裾の長さ
ざっとこの3つです。あと頭部の薔薇。
顔は基本汚していいものに変えましょう。なんでもいいです。

まず、パテで硬化をしたくない所にワセリンを塗ります。離剥剤になるので顔と後頭と接着する前頭に塗りました。
この時に使うパテがポリパテ(ポリエステルパテ)なので効果時間が10分(早い!)と時間勝負になります。下準備はしましょう。

入れました。最初はとりあえず盛って、前頭を嵌める・・・みたいなノリでいいと思います。ポリパテはイメージ歯磨き粉のちょっと粘度がある感じです。柔らかいのでミスをしても拭き取ればOK

上は20分ぐらいで取った状態です。ちゃんと硬化するのは2〜3時間なので早すぎたかも・・・。ポリパテは2液なので化学反応で硬化します。温度あるけど時間はかかると思ってください。
つけて削ってまたつけて削ってを繰り返します。段差が大きすぎると塗装で目立つので極力滑らかを目指しましょう。
正直紙やすりが嫌い!盛りすぎた所固くなってやすれない!あるあるですね~(?)

というわけでこちらルーターになります。なに?と思う方がいると思うので説明すると、歯医者さんで歯を削る時に使うやつです(多分)
つまり小さいものを少しずつ削る用途です。3000円で購入。もっと安いのは質がわからないです。ルーターは基本鉛筆を持つように使うので、充電式よりコンセント式の方が軽くていいと思います。コンセントは高かったので充電式にしました。使い勝手は悪くないです。
怖いものじゃないですが、初心者は使い方を読みましょう。摩擦で指紋がなくなります(体験談)

削れ~~~!
つけては削って、つけてはやすって、を繰り返します。
紙やすりは耐水性の#350#450#600#800#1000を使いました。正直ちゃんとフィギュア作ってる人からすると手抜きもいい所だと思います。
ルーターを使う際はポリパテ5時間はおきましょう。ルーターにポリパテがくっ付きます。半乾きは敵です。
硬化剤を使うと早めに固くはなりますが使い勝手が悪くお勧めしないので、容量は守った方が無難です。

乾き待ちをしている最中にもできることはあります。
スカートの丈を長くしましょう

こちらで使ったパテはエポキシパテです。主に造作する上で使います。
ポリパテとの違いは?というと歯磨き粉か粘土かの違いです。歯磨き粉は形作れないので、ポリパテは「埋める」がメインになります。エポキシパテは2液と言いつつガムを捏ねる感じ・・・。液とは。
捏ねてペタッと貼る。エポキシパテの硬化時間は時期にもよりますが5時間~だったと思います。夜造形して寝て、朝作業が理想ですね。
さて、もうわかるかと思いますが、このオビツロイド作り、かなり時間が掛かります。時間を無駄にしない&一つ一つ作らない&材料を無駄にしない為にどうしたらいいかというと、
エスキースをする。これに限ります。

エスキースは文字でいいので纏めましょう。
手順をまとめることで手を汚す回数、時間、作業の見直しができます。
エスキースをする上で必要なのが「知る」ということなので、とにかく作りたい物の創造をしましょう。塗装後に気づくと戻るのが大変。
作り方の具体的な手順も考えた方がいいですね。例えば頭部に薔薇をつけるから、一番早めに作業をした方がいい…など。完成は早い方が熱量こもっていいと思います(持論)

4.補ったら一回組み立て

組み立ましょう。テンションが上がります(大事)
何かというと、実際に出来上がったのは組み立てた状態なので付け足し過ぎなところがないかの確認です。これに関してはウィラードを作ってる最中が顕著なので先に出します。

襟は完全に自作で作っています。
すると何が起こるか。頭部(後ろ髪)に当たる問題が出るんですね。

後ろ髪、若干当たっているのがわかりますか…?
接合部以外の設置は基本避けた方が良いです。シンプルに塗装が剥げる、壊れる原因になります。
あと造形時は最初から薄く作らない方がいいです。乾燥していない状態は形が歪みやすいので硬化してから削って整えましょう。最初から綺麗な形は作れないと思って制作してください。

すごく中途半端ですが、画面が重くなったので一度切ります。前後に分け切れるかわからなかったので1とします。すぐに2も書きます〜!

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