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『歴史道』「古代史の謎を解く!」⑧「三種の神器」に隠された真実

1.『歴史道』を読む前の私の認識


 天皇のレガリアである「三種の神器」とは、
八咫鏡(やたのかがみ) 伊勢神宮内宮/形代:宮中三殿賢所
草薙剣(くさなぎのつるぎ) 熱田神宮本殿/形代:皇居「剣璽の間」
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま) 皇居「剣璽の間」 
の3点を指します。

 私は、以前、
八咫鏡:北九州王朝のレガリア
草薙剣:尾張氏(環伊勢湾文化圏)のレガリア
八尺瓊勾玉:日本海(出雲王朝~丹波王朝~越王朝)のレガリア
で、「3つの王朝が協力してヤマト政権を支えたことの象徴」と考えていましたが、3つとも九州から来た神武天皇のレガリアのようです。昨年、『日本書紀』「仲哀紀」「神功皇后紀」を読んだのですが、仲哀天皇や神功皇后が九州へ向かうと、九州の豪族たちが舟に乗ってやってきて服従を誓いました。その時、船の先端の木にクリスマスツリーのように、剣、勾玉、鏡を飾ってやってきて、仲哀天皇や神功皇后に捧げて服従を誓っているのです!
 つまり、剣、勾玉、鏡は、神武天皇を含む九州の豪族の家の家宝にしてレガリアなのでしょう。(各豪族から献上されたレガリアは、石上神宮で保管されたようです。)

2.『歴史道』を読んでみた。


 実物は見られないが、剣や鏡は想像がつくが勾玉の形は想像できない。「曲がった玉」であるから、カシューナッツに似ていると思われるが、実は玉璽だという。カシューナッツの形にしても、胎児の形等、諸説ある。

「形の由来」の説として、以下のものがある。他にも幾つかの説があり、なにが由来となっているか、そもそも一つのものを由来とするのかもよくわかっていない。
・動物の牙で作った牙玉を基とする説
・胎児の形を模したとする説
・魂の姿を象ったとする説
・巴形を模したとする説
・月の形を模したとする説
・形そのものに意味があったとする説
・破損した耳飾を再利用したとする説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ちなみに、私は「鳴門の渦」(イザナギとイザナミが矛でかき回した海)だと思ってます。

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