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「ケサランパサランの謎」が解けてしまったという話

───「ケサランパサランの謎」が解けました!

ケサランパサラン
 
白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。
 東北地方では嵐の前などに雷とともに降ってくるという伝承がある。
 一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われるが、植物か動物かは判然とせず、未確認動物として扱われることもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「ケサランパサランの謎」とは、
①語源(諸説あり)
②正体(結石(馬の玉)、アザミの種(綿毛)、鉱石(オケナイト)3説)
であり、このジグソーパズルの4つのピースがカチッとはまるのか?

語源については、Wikiには次のようにあります。

■名前の由来
・スペイン語の「Que Será, Será(ケ・セラ・セラ)」が語源だという説
・「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)という梵語が語源だという説
羽毛のようにパサパサしているからという説
・「何がなんだかさっぱりわからん」を意味する東北地方の言葉との説
・その他

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 「ケサランパサランの謎」の根源は、語源のピースがたくさんあることで、たとえば、オランダから輸入した「ヘイサラバサル」(ポルトガル語のpedra(ペェードラ。「石」の意)+bezoar(ベッゾア。「結石」の意)が語源だとするピースを選んでしまうと、正体=結石(馬の玉)というピースはピタッとはまりますが、他の2つのピースである正体=アザミの種(綿毛)と正体=鉱石(オケナイト)は、はまりません。そもそもケサランパサラン=結石とするのは、「空中をフラフラと飛んでいる」という伝承と合致しません。

 今回私がとった方針は、「3つの正体のピースがカチッとあてはまる語源のピースを探す」というものでした。そして、ついに、このバラバラだと思われる3つの正体がピタッとはまる語源のピースを見つけたのです! しかも、(日本古代史の分野で「スサノオの謎が解ければ全てが解ける」と言われているように)語源が分かったことにより、その副産物として、
・なぜケサランパサランは白粉(おしろい)を食べるのか?
・「雪やこんこ あられやこんこ」の意味
まで分かってしまいました!!!

 雪やこんこ あられやこんこ
 降っては降っては ズンズン積もる
 山も野原も 綿帽子被り
 枯木残らず 花が咲く

以下は、私が考えた結論です。

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