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お酒と私
こんなタイトルにすると、「大酒飲み」「酒豪」と思われてしまいますが、全くその逆で、お酒はほとんど飲みません。
お正月のお屠蘇(邪気払い)、誕生日の日本酒(今日まで生かしていただけたことへの感謝)、重陽の菊酒(長寿祈願)、クリスマスイブのシャンパン(パリピ。獺祭や澪のスパークリング酒でもいい?)の年4回、あとは、サポートとか良いことがあった日にお祝いとして飲みたいなと思うけどね。(悪いことがあった日のやけ酒は、飲み過ぎるので避けたい。)
あとは、両親の命日と、6月13日の「桜桃忌」、9月19日「獺祭忌」、陰暦10月12日の「時雨忌」(「翁忌」「桃青忌」とも)とか。
芭蕉忌や遥かな顔が吾を目守る (中村草田男)
両親が晩酌をしなかったこともあり、お酒を飲むのは、会社の宴会の時だけでした。(旅行へ行っても地酒は飲まなかったです。)
両親が亡くなり、一人暮らしの今、
「何か良い事、楽しい事はないかな?」
と思った時に飲みますが、頻度は月に0~2回かな。
買うのは缶ビール「本麒麟」か、日本酒です。日本酒の銘柄はバラバラです。(初めて買った日本酒は「上善如水」でした。)
───「獺祭」で初めて知ったSAKEの味
外国人に日本食をふるまっているMomoka Japanさんの動画に「獺祭」が度たび登場しています。今度日本酒を買う時は「獺祭」にしようと思ってます。
獺の祭見て来よ瀬田の奥 (松尾芭蕉)
獺祭の言葉の意味は、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。
弊社の所在地である獺越の地名の由来は「川上村に古い獺がいて、子供を化かして当村まで追越してきた」ので獺越と称するようになったといわれておりますが(出典;地下上申)、この地名から一字をとって銘柄を「獺祭」と命名しております。獺祭の言葉の意味は、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。
獺祭から思い起こされるのは、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号した事です。「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」をキャッチフレーズに伝統とか手造りという言葉に安住することなく、変革と革新の中からより優れた酒を創り出そうとする弊社の酒名に「獺祭」と命名した由来はこんな思いからです。
※旭酒造の銘柄は「旭富士」でしたが、平成2年(1990年)に東京に本格的に進出するに際して「獺祭」という名の銘柄が考案されました。桜井社長がスピード違反で取り締まりを受けた時、運転免許証を見た白バイ隊員が「獺越」という住所が読めなかったので、あえて銘柄に「獺」の字を使ったという。
住所の「周防国玖珂郡獺越邑」(現・山口県岩国市周東町(しゅうとうまち)獺越)の「獺越」は「おそごえ」と読むが、名字の「獺越」は「おそこし」「おそごし」「うそごえ」「おそごえ」と様々。
※川端龍子(かわばたりゅうし):『ホトトギス』の俳人・川端茅舍(ぼうしゃ)の兄。
正岡子規(獺祭書屋主人)気取りで「獺祭」を飲んでみたいと思います。
※『どうする家康』の記事を書く時は獺祭状態でしたが、『光る君へ』に関しては、体調不良で現地取材はしていないし(図書館すら行っていません)、参考書を広げると言っても、高校の日本史資料集と国語便覧くらいで、獺祭状態ではないです。
以前の「獺祭」は、手に入らなかったり、高価だったりましたが、卸問屋を通さない直販制にしてからは、流通や価格が安定しているようです。
以前、近所の酒屋さんへ行ったら売っていたのですが、一升瓶のみで、高くて買えませんでした。1/10の180mlの小瓶の「純米大吟醸45」なら500円くらい(?)だと思うので、買えると思います。(日本酒は、開封したら一気に飲んでしまうのがいいと思うので、買うなら小瓶です。)
他の酒造のように、冬季に出稼ぎの杜氏の経験と勘に頼る冬季醸造ではなく、蔵人(社員)による四季醸造です。この「杜氏がいない」「数値管理された工場生産」というスタイルは「日本の酒文化の否定だ」とお怒りの方もおられます。
日本酒にしても、ワインにしても「この銘柄が美味しい」という話を聞きますが、日本酒にしても、ワインにしても、出来は年によって違い、味も異なりますので、日本酒に関しては、「2024年の新酒では、この銘柄が美味しい」と言わないといけないと思うのですが、「獺祭」は「数値管理された工場生産」なので、毎年、同じ物が醸造できるのではないでしょうか。原料となる水と山田錦が変質しなければ。
お酒と言えば、大谷翔平&真美子夫妻がロバーツ監督の誕生日に贈ったお酒が気になります。監督によれば、
・山本由伸選手の出身地のウイスキー
・赤いベルベット素材のキャップ
ということです。
山本由伸選手の出身地・岡山県では、ウイスキーは、宮下酒造でしか醸造されていませんが、赤いベルベット素材のキャップの製品はありませんので、ウイスキーではなく、11万円の日本酒だと思われます。sakeという英語はまだ浸透していないので、MomokaさんのようにJapanese rice wineと言う方が多いのですが、Japanese Whisky/Whiskeyと訳したのかもね。
6月9日(日)のTBS「アッコにおまかせ!」 @akko_tbs にて大谷翔平選手と真美子夫人からドジャースのロバーツ監督の誕生日に贈られたかもしれない宮下酒造のウイスキー岡山と純米大吟醸 MIYASHITA ESTATEについて取り上げていただきました。アッコさんに試飲もしていただけました!… pic.twitter.com/iiGhQnzgBI
— 宮下酒造 (@msbcojp) June 9, 2024
プレゼントといえば、オバマ元アメリカ大統領が来日した際に、山口県出身の故・安倍元総理がプレゼントしたのは、山口県の旭酒造の「獺祭 磨き その先へ」(720ml 41800 円)でした。飲みたくても、高くて買えない>< noteの記事がバズってお金持ちになったら買おう。(1本買うのは無理でも、1杯数千円で飲める料理店へ行けばいい?)
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