Recoの若君語り ー『逃げ上手の若君』(第3回)「神の住む森」ー
伯父・宗繁との命をかけた鬼ごっこに勝利し、見事兄の仇を討った時行。
諏訪の地に着くも、傷ついた心を癒す間もなく、時行は頼重に鎌倉奪還へ向けた鍛錬を促される。
未だ頼重への疑念は拭えず、学ぶことの意味も見出すことができない。
自身が英雄となることを縁遠く考えている時行に、頼重はあるものを見せる。
そして、共に鎌倉奪還を目指す「郎党」を作るよう告げるのだった。全てを失った少年は、「神」の加護を受け、諏訪の地で静かに力を蓄えてゆく――。
正慶2年/元弘3年(1333年)
5月18日 新田義貞、鎌78倉攻撃開始(「鎌倉の戦い」)
5月21日 新田義貞、稲村ヶ崎を突破し、鎌倉市内へ。
5月22日 北条一族&家臣283人、東勝寺で自害(「東勝寺合戦」)
鎌倉幕府滅亡(北条時行ら3人のみ逃亡)
5月29日 北条邦時が五大院宗繁の密告によって捕えられ、斬首。
【今回の話】 信濃匡で修行開始(コミックス第1巻 第4&5&6話)
┏五大院宗繁⇒北条時行が兄の仇討ち
┗常葉前(二位局)
┣北条邦時(1325年生まれ)⇒逃亡⇒密告され斬首
┣北条時行(1329年生まれ)⇒逃亡(信濃国へ)
北条貞時┳北条高塒⇒東勝寺で自害
┗北条泰家⇒逃亡(陸奥国へ)
北条時行の「中先代の乱」までの潜伏先について、『逃げ上手の若君』では諏訪大社としているようですが、諸説あります。
中でも有名なのが『英雄たちの選択』で取り上げられた大鹿村の桶谷で、同所の北条時行の墓はEDの最初に登場します。
【考察】「神の住む森」の「神」とは?
サブタイトルの「神の住む森」ですが、「神」とは、
(1)諏訪大神・建御名方命
(2)大祝・諏訪頼重
(3)牛鬼・牡丹
(4)その他
のどれでしょうか?
一つ一つ丁寧に検証していきましょう。
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