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「少女H」 邪馬台国は阿波だった⁉


 「日本神話の舞台は阿波である」という阿波説は、10年以上前の『ムー』2010年8月号に「天皇家と大和朝廷のルーツは阿波の天照文明にあった!! 封印された真の日本神話「四国古事記」と裏大和朝廷」というタイトルで特集記事になっているが、それほど注目されなかった。
 この記事には載っていないことがある。それは「『魏志倭人伝』の行程通りに進むと阿波に達し、阿波には辰砂の古代鉱山遺跡がある。阿波こそ邪馬台国である」という話である。

 「邪馬台国は阿波にあった」と加えることにより、知名度が大きく上がった。そして、この「邪馬台国阿波説」は、徳島YEGが2019年より取り組んできた“邪馬台国は阿波にあった”をテーマにした歴史事業の集大成として製作され、2022年2月11日に公開された短編映画『少女H』によって広まったという。

 「少女H」は、「主人公の女子高生が、日本史のレポートを提出するために神社や遺跡を巡り、邪馬台国と徳島県との関係を探る」という歴史ミステリー&ホラー&地域おこしの青春映画で、「H」とは、卑弥呼やhistoryの頭文字だという。

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