アイドルと旅する仏像の世界(1/8)
講師:駒澤大学仏教学部教(仏教美術史)・村松哲文(「講義の鉄人」)
https://www.yomiuri.co.jp/stream/article/09068/
ナビゲーター:仏像大好きアイドル・和田彩花(元アンジュルム)
https://twitter.com/ayakawada
ゲスト:歴女アイドル・山崎怜奈(乃木坂46。『歴史のじかん』の著者)
今回の旅先は「三十三間堂」(京都府京都市東山区三十三間堂廻町)。
創建時は、朱塗りの外装で、内装も極彩色で飾られていたが、今は渋い。
公称は「桁行35間、梁間5間」である。
実長は、桁行が118.2m、梁間が16.4mである。
33間にしたのは、観音菩薩が33種の姿に変じて衆生を救うからである。
俗に「三十三間堂の仏の数は33033体」というのは、
本尊と脇仏の1001体がそれぞれ33に化身するからである。
建物の正式名称は「蓮華王院本堂」(れんげおういんほんどう)である。
「蓮華王」というのは千手観音の別称である。
観音は「蓮華部」に分類されている。
つまり、「蓮華王」とは「観音の王」の意味である。
「三十三間堂」の千手観音像には1000本の手はない。
「三十三間堂」の千手観音立像(りゅうぞう)は十一面四十二臂像である。
42本の手の内の2本は胸前で合掌し、他の40本は持物(じもつ)を持ち、40本×25=1000世界を救うという。
■数で圧倒!
創建時の「三十三間堂」の千手観音像は124体。
鎌倉時代に1001体に復元され、
平成29年(2017年)には、45年にわたる修復作業が完了した。
──1人の女性アイドルと現在39人の乃木坂46とどっちがいい?
39人の方がダンスに迫力ありますね。
もちろん1人のアイドルに38人のバックダンサーをつけても数は同じですが、問題はその1人のアイドルを好きかどうかだ。39タイプの美少女がいれば、「推し」が見つかることでしょう。
──自分に似た顔を見つけると幸せになれる。
「三十三間堂」にはそんな俗説があります。
■あやちょポイント「座って下から見ると威圧感が凄い」
人物撮影も「女の子は上から可愛く、男性は下からかっこよく」撮る
が基本ですね。
★蓮華王院三十三間堂公式ホームページ
http://sanjusangendo.jp/