【大工道具】曲尺
大工道具の「曲尺」は、『和名類聚抄』には「マカリカ子」(まがりかね)とあるが、普通は「さしがね」と読む。
「曲尺」の使い方を「規矩術(きくじゅつ)」という。
日本の「曲尺」には表目と裏目があり、裏目は表目の√2倍(1.414倍)になっており、丸太の切り口にあてることにより、楽に正角材の木取りができるようになっている。
尺寸制は、中国から仏教が伝来した時、寺を建てるために伝わったとされるが、俗に「曲尺」を日本に伝えたのは聖徳太子だとして、聖徳太子は「大工の神」になっている。(飛鳥寺、四天王寺、法隆寺の建築には、どれも高麗尺(1.118尺)が使われている。)
※11月22日が「大工さんの日」に制定された事由の1つに、「聖徳太子の月命日にあたること」がある。
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