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稲武の尹良親王
奥三河の「稲武地区」(旧・北設楽郡稲武町)。
稲武町の「稲武」は昭和15年(1940年)に稲橋村と武節村が合併して町になった時に考えられた合成地名である。
平成17年(2005年)4月1日には豊田市へ編入されて消えた地名である。
豊田市稲武地区は尹良親王ゆかりの地で、多くの伝承が残る。
《稲武地区の尹良親王伝承一覧》
・尹良親王の腰掛石(御所貝津)
・地蔵峠の尹良社(御所貝津)
・正寿寺(黒田)
・尹良親王真筆の和歌が書かれた短冊
・尹良親王使用の硯石
・尹良親王筆写の『大般若経』(3巻)
・遊山(狩り)で見つけた鹿の玉
・尹良親王の歌碑(黒田)
・真弓橋(尹良親王が弓を杖に黒田川を渡った場所に架けられた橋)
・尹良親王の忠臣・青木の御子孫の家
・尹良親王の愛馬「龍の駒」の蹄の跡がついた石
・尹良親王使用の福州青磁の皿
・尹良親王使用の桑の木のお盆(お膳)
・地名「かんばあさ」:尹良親王の愛馬に草を食べさせた「神馬草」の転訛
・地名「御所貝津」:尹良親王の御所の垣内(かいと)
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