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「全領域異常解決室」(第5話)「連続爆破! 首都大パニック! 千里眼 VS 爆弾魔」

 2022年7月、「DoD」(United States Department of Defense、米国防総省。略称::DoD、USDOD、DOD)は、「UAP」(Unidentified Aerial Phenomena、未確認空中現象)を調査する機関AARO(All-domain Anomaly Resolution Office、全領域異常対策室)を設立しました。
 日本には同様の機関が既に大和朝廷時代からあったという設定。

 全決は、大和朝廷時代からある世界最古の捜査機関です。物の怪やあやかしなど、世の中を騒がせる怪現象の究明を目的に設立され、古くは陰陽師も全決の所属だったといわれています。明治政府以降、極秘裏に続き、現在は内閣官房直轄の調査機関として、いわゆる超常現象が起きた時、捜査協力をしています。

興玉雅

 名前は同じですが、アメリカの全領域異常対策室が未確認空中現象の調査のみ行うのに対して、日本の全領域異常対策室は、世間を騒がせ、日本国民を不安にさせている怪奇現象を見つけた内閣官房の要請によって調査を行い、国民を安心させることを目的としているそうです。今回、本来の目的は、神々が起こした事件を丸く収めることだと判明!
 現在は「蛭児」と名乗る神が犯行声明を出して世の中を騒がせている奇怪な事件の解決にあたることが多いようです。


■登場人物


内閣官房国家安全担当審議官室(内閣府本府庁舎)→全決に調査依頼
宇喜之民生(うきの たみお)/演:小日向文世 局長。宇迦之御魂神。
直毘吉道(なおび よしみち)/演:柿澤勇人 内閣官房国家安全担当審議官
全領域異常解決室
※本部は稲荷山(とうかやま)神社(東京都文京区春日の牛天神北野神社
?/演:? 全決の室長。
興玉雅(おきたま みやび)/演:藤原竜也 主人公。全決の室長代理。
豊玉妃花(とよたま ひめか)/演:福本莉子 豊玉姫。
雨野小夢(あまの こゆめ)/演:広瀬アリス。天鈿女命。
《非常勤職員》
芹田正彦(せりた まさひこ)/演:迫田孝也 デリバリー。猿田彦命。
村主虎飛矢(すぐり こびや)/演:名村辰 通称:コビー。
警視庁捜査一課「ヒルコ専従班」
荒波健吾(あらなみ けんご)/演:ユースケ・サンタマリア 警部、班長。
二宮のの子(にのみや ののこ)/演:成海璃子 警部補。
北野天馬(きたの てんま)/演:小宮璃央 巡査部長。北野天満宮!
《蛭児に殺された5柱の神々「神隠し事件」》
大守浩志:関東医科大学理事長。大物主命?
石狩愛実:ジュエリーデザイナー。石凝戸辺?
健実和生:政治家。元格闘家。軍神・建御雷神。
大月比呂佳:徳島県出身の料理研究家。食物神・大宜津比売神。
刀田楓真:大手広告代理店代表取締役社長。太玉命?

【登場人物の名前と神名の類似性】

・宇喜之民生( みお)は、宇迦之御魂神(マノカミ)。
・雨野小夢(あまの こゆ)は、天鈿女命(アマノウズノミコト)。
・北野天馬(きたの てんま)は、北野天満宮で菅原道真公。
・芹田正彦(せり まさひこ)は、猿田彦命(サルタヒコノミコト)。
・豊玉妃花(とよたま ひめか)は、豊玉姫(トヨタマヒメ)。
・大守浩志(おおもりひろ)は、大物主命(オオモノヌノミコト)?
・石狩愛実(いしまなみ)は、石凝戸辺命(イシドメノミコト)。
・健実和生(たけみ かずお)は、建御雷神(タケミカヅチノ)。
・大月比呂佳は、大宜津比売神(オオゲツヒメノカミ)。
・刀田楓真(とだふう)は、太玉命(フトダマノミコト)?
・生嶋未琴(しま みこと)は、市寸島比売命(チキシマヒメノミコト)。

1.第5話「連続爆破! 首都大パニック! 千里眼 VS 爆弾魔」あらすじ


※オープニングテーマ・清水美依紗「TipTap」

※エンディングテーマ・TOMOO「エンドレス」

 東京のあちこちで爆破予告が相次ぎ、ヒルコから犯行声明が出された。これまでの4件は全て爆発の1時間前にマスコミに向けて予告があり、そのすぐ後に警察に爆発物の場所を伝える電話があったため、未遂に終わっていた。
 「全決」と警察による捜査会議では、現場の映像を確認すると、全ての場所に謎の女性・豊玉妃花(福本莉子さん)が現れていた。雨野小夢(広瀬アリスさん)らは彼女がヒルコではないかと推測。一方、興玉雅(藤原竜也さん)はマスコミに予告している人間と警察に通報している人間は別だと話す。
 そんな時、新たな爆破予告が届く。今回は爆破まで30分の猶予しかない。すぐに爆破場所を伝える電話が警察に入り、一同は現場へと向かう。
 その頃、現場では人々の避難が始まっていた。そこに薬剤師・生嶋未智(星野真里さん)がやってきて、未智は爆発物が入ったカバンを見つけるが、逃げ遅れた子どもを助けようとして、爆風に巻き込まれ病院へと搬送される。
 病院では、幸い命に別条はなかった未智の取り調べが行われていた。現場から5キロほど離れた薬局で働いていた未智は、爆破予告のニュースを見た直後に薬局を飛び出し、公衆電話からどこかへ電話をかけていた。なぜ爆弾の位置が分かったのかと問われた未智は「私には《千里眼》の能力がある」と話す。そして、そこに未智の娘で小学1年生の未琴(諸林めいさん)もやってきて…。

公式サイト

2.解説


 東京のあちこちで爆破予告が相次ぎ、蛭児から犯行声明が出された。
 しかし、そのすぐ後に、警察に爆発物の場所を伝える電話があったため、未遂に終わっていた。警察に通報している人間は薬剤師・生嶋未智で、千里眼の持ち主だという。

千里眼(右)と順風耳(左)

 千里眼(せんりがん)とは、道教における神・媽祖に仕えている神の名。また、この神が持っていたとされる遠い場所のことをよく見知っていたり、まだ起きていない未来のことがわかる能力のこと。
 千里眼はもともと鬼神であったが、媽祖に調伏され改心し、従うようになったとされる。
 日本では、明治時代にこの能力を持つとする御船千鶴子や長尾郁子らが、福来友吉らの一部の学者と共に巻き起こした、公開実験や論争などの騒動「千里眼事件」が知られている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

【「千里眼」とは?】
①遠方が詳細に見える道教の神。順風耳と共に媽祖に仕えている。
②(道教の神「千里眼」のように)遠くが詳細に見える人。

【「千里眼」を持つ人の特徴】
①遠くで起きていることが見える。
②透視能力がある。(御船千鶴子の「千里眼事件」)
③未来予測が出来る。(今回のドラマ)
④人の心が読める。(読心術)

「千里眼事件」の関係者・福来友吉
予言者・ノストラダムス
念写能力者テッド・セリオス
東大『実験心理写真帖』「注意の実験」
https://dl.ndl.go.jp/pid/759654/1/59
「千里眼事件」の御船千鶴子

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