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『新日本風土記』「オオカミとカワウソ」視聴
大谷選手の試合が始まる前、『新日本風土記』「オオカミとカワウソ」の再放送(9:25~10:25)を見て感動した。(初回放送日は2023年9月19日。)
かつて日本中に暮らし、身近な存在だった動物が明治以降に姿を消した。田畑や家を守る神の使い、川や海の豊かさの象徴・・・なぜ絶滅へ? 全国にその足跡と人との関りを探す旅へ。
絶滅してもニホンオオカミの信仰は今も残る。三峯神社「大口真神」。
ニホンオオカミは山の神であるが、馬を襲うので、賞金を出して駆除したという。まぁ、神は白い生き物(白鹿、白蛇、日本武尊の場合は白い山犬(白狼?)等々)だから、白くなければ殺してもいい?
三峯神社の由緒は古く、当山大縁起によると日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝わります。
景行天皇の命により東国平定に遣わされた尊は、甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向われる途中三峯山に登り、山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられた二神をおしのびになって仮宮を建てお祀りし、この国が永遠に平和であることを祈られました。この時、尊を道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒にお祀りされています。
その後、景行天皇は日本武尊が平定した東国を巡幸された折に三峯山に登られ、三山高く美しく連らなることから「三峯の宮」の称号をたまわりました。
残念だったのが、秩父の三峯神社の話ばかりで、山住神社の話が出てこなかった事。山住神社にも家の守りとして狼の頭蓋骨を吊るして祀るとか、病気になったら削って煎じて飲む風習がある。
ニホンカワウソは1979年を最後に目撃が途絶えて、それから33年後の2012年に絶滅宣言が出された。
・ニホンカワウソの大好物はうなぎ。次にどじょう。
・漢方薬「獺肝丸」は獺の肝を焼いて作った黒い丸薬。
・毛皮1枚で日雇い労働の1日分の日当の100~200日分になったので乱獲。
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