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金平糖 confeito(コンフェイト)
金平糖──以前はウニに見えたが、今はコロナウィルスに見えてしまう。
金平糖を買いに行ったら、氷菓子しか売ってなかった。店員さんにお聞きしたら、
「ひな祭りの時しか売ってません」
とのこと。あと2ヶ月早く行けば買えたのに・・・。
織田信長が食べた金平糖は1瓶1000円以上するが、まぁ1000円札1枚持って駄菓子屋さんか卸商の直売店へ行けば買えると思う。
『どうする家康』では、「1粒買うのに、山城1つとも、2つとも」と言っていた。宣教師ルイス・フロイス『日欧文化比較』には、「日本では杯(さかずき)をとるにはコンフェイト1個、または、その位の量の物(注:コンフェイト1個の体積と同じ砂糖漬けの砕片)を与えれば十分である」と書いてある。
永禄12年(1569年)4月16日、宣教師ルイス・フロイスは、織田信長と初対面の時、南蛮蝋燭数本と、フラスコ(ガラス瓶)入りのコンフェイトを贈ったという。飛ぶ鳥も落す勢いの戦国大名・織田信長ですら、蝋燭とコンフェイトがあれば会っていただけるようだ。
今で言えば、
「これで総理大臣に会わせて下さい」
と、コンフェイト数個を献上すれば会えるわけで、コンフェイトの威力は絶大である。
『どうする家康』の将軍・足利義昭も、初対面の徳川家康に対し、徳川家康が用意した献上品の駿馬5頭よりも、懐中のコンフェイトを所望した。(足利義昭は「永禄の変」で足利義輝が殺されるまでは禁欲生活を強いられていた僧であったので、馬には興味ないのであろう。)
予は、confeitos(コンフェイトス)入りのフラスコ1つ、及び、蝋燭数本を贈りたり。
※原本ではconfeitoではなくconfeitos(複数形)。「蝋燭数本」にあわせて「金平糖数個入りのフラスコ1瓶」と訳してもいいのでは?(フロイスの文は、翻訳者によって、結構、異なる。)
当時の金平糖を復元した「復刻 信長の金平糖」は、京都大学総合博物館 ミュージアムショップ「ミュゼップ」(京都市左京区吉田本町)で販売中。
(とても硬く、『どうする家康』の足利義昭のように噛み砕けないそうです。)
うちで、信長の金平糖(二代目)売ってます。 噂によると東映70周年記念映画 『レジェンド&バタフライ』織田信長=木村拓哉、濃姫=綾瀬はるかほか(https://legend-butterfly.com/...
Posted by 京都大学総合博物館ミュゼップ on Monday, March 13, 2023
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