短歌 KATHY

囁いて破り捨てた絵を飲み込んだ 落描きに似た山羊の夢を視る


亡くなった隣のあの子は未来から来たと言って傘を教えた


この街は長生きだけが年会費を滞納する事を許されている


終わるまで億年掛かる名を付ける 死ぬまで名前を呼べてうれしい


星ももう変わり果てたから恋人よ口紅くらいは付けても好いさ


キャシィです 虫や機械も触れます いずれ誰かを愛せなくなる

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