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間取る歩く停まる

結構心が荒れていると思う。
前職を辞めたくて揉めた時に比べればましかもしれないけれど、荒れているという事実だけは確実に存在している。

全部放り出して、1年くらいお休みが欲しいな。
寂れてはいないけど栄えてもいないような駅の近くに部屋を借りて、なるべく自炊してベランダにちっこいプランターを置いて花を育てる。
図書館に通って、本をたくさん読む。
適当な美術館に足を運んでは、「よくわからんけどきれいかも」と雑な感想を抱く。
朝に目覚めず、昼からお風呂に入り、夜中にお菓子を作るなど好きな時間を過ごす。
そうやって人の干渉を受けず、自分にだけ向き合っていく。

ゆっくり休みたいというのもあるけれど、あったはずなのに忘れてしまっている好きな物事を取り返したいという意味でも時間が欲しいと思っている。一度手放した見聞の切れ端を改めて自分に染み込ませたい。
普段遊ぶことがないわけじゃないが、「これぞ我」みたいな自分に芯を立てることって今までやってこなかったから、明日の心配事に囚われずに模索してみたい。

自分は人のことを気にし過ぎるきらいがある。
自分の振る舞いで人の機嫌を損ねて自分を否定されることが怖いのだ。全ての人に好かれようなんて無理な話なのだから気にせず生きていけばいいのに、どうしたらここから脱却できるのかわからない。

とにかく言えるのは、かなり疲れるので人付き合いの義務がないまとまった時間が欲しいということだ。特に1日の多くを占める仕事は、親しくなりたい人でなくても心を砕かねばならず、疲れるのを通り越して苦痛とまで言える。
こんな性格で人間社会をよく生きてきたものだ。

今一度、自分が何を望んで望まないのかはっきりさせたい。
人の顔色を窺い過ぎては、心を曲げたくない方向へ曲げていることに気付けない。
ただ生きる日々を幸せだと思いたい。
死んでやろうと思うほど辛くはないが、決して良い日常を過ごしてはいない。このままで人生終えられるわけないや。

一度住んでみたい町のアパートを検索したら、家賃がそこそこ高いのはともかく駐車場がない。「駐車場あり」と記載されていても近隣の月極駐車場のことだったりするので油断ならないし、敷地内駐車場も基本的には有料だ。
ついでに駐輪場もない。電車やバスで事足りてしまうということだろうか、さすがは都会。置けてもおそらく小型バイク程度まで。やっぱりみんな歩くのか……。すぐそこのスーパーにも車を出す、イオンでしか歩かない田舎民の方が不健康なんじゃないかな。

そもそも家賃が結構高くて、どれを見ても慄いている。今住んでいる地域なら、このワンルームと同じ金額で築浅2DK(駐車場2台分付)が借りられてしまうよ。みんなこの家賃を払いながら生活を成り立たせているの凄すぎる。

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