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晶らかなること

昨日は姉の結婚式だった。
群馬から都心の会場へは、人でごった返すであろう駅の近くを運転したくないという理由で新幹線でGO。
ただ、それも遅れが生じた場合には下道で迂回すればいい車と違ってリカバリーが難しい。式が始まるのは午後から。どこかに寄って適当に時間を潰せばいいやと、予定より2時間以上早く到着するつもりで群馬県が誇る交通アクセス最悪の新幹線単独駅へ向かうなど。

結果として新幹線は遅れることなく走り続け、東京駅から在来線に乗り換え、そして無事に迎賓館に着いた。

でっけーですわ

首脳会談などに於いて国賓を迎える場所である迎賓館。庭だけなら300円で入れると知って、時間も潰せるしと散歩感覚で覗きに行ったってわけ。
この庭、小さい砂利が敷き詰められているエリアはヒールではとても歩きにくい。みんなは気をつけろよな。

強そうですわ

受付直前には式場最寄り駅のカフェで一服していたのだが、家族LINEにそれを報告したら、ちょうど到着した新郎新婦に突撃された。早く行け。


結婚式は滞りなく進められた。
ドレスの裾から見えたヒールが二度見するほど極厚だったり、飾られた幼少期の写真に当然ながら私も写っているという辱めを受けたり、フラワーシャワーを撒く時に「世界で一番かわいいよ!!」と茶々を入れたり、後々思い出せそうなエピソードがそれなりに詰まった式だった。

洋風の式だと披露宴での食事がナイフとフォークを駆使するタイプになるので難易度が高い。それは義務教育で教わってないんだよ。小さいフォークとスプーンで、これまた小さいハンバーグを食べている姪が羨ましい。
自分がもし結婚式などそれに類する会を開くなら、食事はもっとラフなスタイルにしたい。刺身とかラーメンとか。

2人も参列者もみんなにこにこしていて、残暑がありながらも晴れていて、リングガールを任された姪は知らない場所で緊張したのか最初ちょっと不機嫌だったけどご飯を食べたら元気になって、終始和やかに一日が終わった。
それなりにあった衝突や心配なんかのここに至るまでの紆余曲折は、これで帳消しになっただろうか。
どうか末永くしあわせに。


帰りに2ミスやらかした。

①5分後の新幹線に間に合いたくて結構急いだのに、まさかの全席指定席。自由席の切符を握り締め、気持ちを切り替えて次発に乗る。

②どれくらいの時間で着くだろうかと車内で路線情報を調べてみると、なぜか今乗っている新幹線を含む案内が出てこない。よく見たら、これは降りたい駅に停まらないことが発覚。途中下車して30分ほど待ちぼうける。

帰りは何時になるかわからないからその時来るやつに乗ろうと、ろくに調べなかったのがちゃんと仇となった。
布団に入れたのは23時くらい。これなら車の方が早かったかもしれない。
だいぶ歩き回ったしな……。

日頃と比べても、こんなに歩いたっけか。

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