124.読書録①『ともに戦える「仲間」のつくり方』
ごきげんよう。
また新たなシリーズはじめました。
読書録です。
きっかけ
最近、毎週土日のどちらかの朝に読書会をしているのですが、これがなかなか読書が捗ります。
ただ、一気に読んでしまって次に読むのが1週間後だったり、場合によっては1回で読み切ってしまったりすることもあり、そうなると何が起こるかというと…
そのときせっかく感銘を受けたとしても、
あとで覚えてないということが往々にして起きるのです!
これは非常にもったいない。
というわけで今日から、
読んだ本についての感想やら何やらを
つらつら書き残していこうと思います。
Vol.1 『ともに戦える「仲間」のつくり方』
第一回はこちらの一冊。
楽天イーグルスの創業に携わったのち、独立して
株式会社ビズリーチを設立した南壮一郎さんの著作。
感想
一言で言うと、めっちゃ良かった!
読みやすくて、そんなに分厚くもないので
その気になれば3時間くらいで一気に読み切れそうですが、それをするにはもったいないと感じる本でした。
むしろ、折に触れて読み返すような、
僕にとっての新たな座右の一冊になりそうです。
成功談というよりも
まず、プロローグからぶっ刺さりました。
「うわぁーー、こんなん言われたらキッツいだろうなあ~…!」
というところからのスタート。
読み始める前は、
既に大きな事業をひとつ立ち上げて、力も情熱もバイタリティもある南さんが
次なるチャレンジでいかにして仲間を得て、成果を作り出したのかという成功譚なのかな?
と、思っていました。
しかし実際に読み進んでみると
確かに最終的には成功するのですが
それまでの過程は「山あり谷あり」なんて言葉では簡単にくくれないくらい、困難と直面の連続でした。
書籍にまとまった状態で読んでさえ
「うへえ……!!」
と思うので、
恐らく実際にはもっともっととんでもない苦悩や葛藤があったんだろうな、と思います。
向き合うべきこと
あんまり内容について書いて、未読の人の興を削ぐのもアレなので、内容にはこれ以上触れず
読んでいて自分が気づきだなあー、と思ったことを書くと
一番は、
仲間と向き合う、ということは
自分に向き合うということだな、ということです。
それも、
強みだけではなく、自分の弱みや出来ないところに向き合うことが大切なんだなと、そう思いました。
ただ、これには前提があって、
成し遂げたいものがあり、
それをやると決め、
全力で取り組んでいる上で、
それでも及ばないところや、
自分に欠けているところ、
それらを素直に認め、受け入れることが大事なんだと。
目指してもなく、やることもやってないやつが弱みに向き合っても、タダの弱音ややらない言い訳に終わるのかも知れません。
大事なのは、決意
もう一つ、大事だなと思ったこと。
それは肚を決めているということ。
今風にいうならコミットメント。
手を組むからには、
力を借りるからには、
一緒にやろうというからには、
自分は何を成し遂げるのか。
どう報いるのか。
何を差し出すのか。
それを提示して、
その約束を必ず守ると
決めていることが
めーーっちゃ大事だ!!と。
実をいえば、この本を読む前にも、
人と手を組む上でとても重要なのはコミットメントだ、というのは教わったことがありました。
そのことが、この本を読んで非常に腑に落ちました。
この「約束をして守る」というのは
自分の重要な課題でもあるし、
最近も直面したところなので
特に刺さったのかも知れません。
最後に
改めて書きますが、読みやすい本ですし、
全8章の章ごとに最後にまとめがあるのも
わかりやすくてありがたいです。
気になった方は、ぜひ一度手に取ってみてください。