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159.指パッチンと、人と、環境について
ごきげんよう。
唐突ですが、みなさまは指パッチンはできますか?
よく、マジシャンや催眠術師、あとは素晴らしきヒィッツカラルドがやってるのは目にしますが、日常で使うことってあまりないですよね。
今回は、そんな指パッチンにまつわる思い出。
中二病のあこがれ
中学生の頃、僕は絶賛中二病でした。
(今もですが…)
中学生といえば、色々芝居がかった仕草にココロ惹かれるお年頃です。
そんなわけで、中学生のたつみ少年は、指パッチンにも憧れていました。
(あとは指笛とか、口笛とか)
しかし、なかなか鳴らないもんです。
高校入学、そして…
もはやアレは普通の人にはできないんじゃないか、故ボール牧さん(当時はご存命でしたが)に弟子入りでもする他ないんじゃないか、と思っているうちに、高校生になりました。
僕の通っていた高校には「オリエンテーション合宿」という制度があり、入学早々、確か1年生の4月か5月あたりに、学年みんなで泊まりで出かける行事がありました。
まあ、林間学校とか、転地学習みたいなものです。
どんな感じだったかはもうホントに全然覚えてないんですが、ひとつだけ記憶に焼きついた出来事がありました。
えっ、できるの!?!?
それは、合宿初日。
同室のメンバーも、まだまだ打ち解けてはいないなか、ぽつぽつと会話をつむいでいるときのことです。
何かの話の流れで、指パッチンの話になったとき、1人がこともなげに"パチン"と、軽やかに鳴らしてみせたのです。
それだけなら、「すげー」で済んだことでしょう。
しかし、それを皮切りに、
「え、おれも出来るで」\パチン/
「オレも出来るよ」\パチン/
「おれもおれも」\パチン/
なんと、僕以外の同室のメンバー全員、指パッチンが鳴らせたのです。
そのときの僕の心境は、
(えっ、マジで!?(゚ Д゚ ) )
でした。
え、ひょっとして、高校生になったら、コレくらいみんな出来るもんなん??
そう思った僕は、その後、20分ほどの自由時間のあいだ、1人でずっと指パッチンの練習をしてました。
その結果どうだったかというと、、
出来るようになったんですねー。
「当たり前」の影響力
ものが指パッチンですし、成功体験と言うほどたいしたことではありませんが、今にして振り返ってみると、
「何を当たり前とするか」ってめちゃ影響力ある
…ということを身をもって知った出来事でした。
おそらく(というかほぼ確実に)良きにつけ悪きにつけ、だと思います。
良い方に活用していきたいものです。