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画像生成AIで同一人物やキャラが生成できない問題は既に過去の話へ

2023年~2024年現在、生成AIサービスは数多くあります。

日々何処かで開発~発表され、全てを追いきれない程といっても大袈裟ではないくらい、多くの生成AIサービスが誕生しているといっていいでしょう。ライティングや資料作成等、タスク系の生成AIサービスから、音楽や動画、画像生成AIと。

これは個人的な主観ですが、数ある生成AIサービスの中で最も確立されているのが画像生成AIだと思っています。

パイオニアともいえるStable Diffusionから、ハイクオリティな画像生成が可能なMidjourneyなど、画像生成AIも数多くありますが、どれも確立されていると感じています。

そして今、当初よりも画像生成AIは同じ人物/キャラの生成は出来ない・難しいといった問題もクリアされつつあると言えます。

少し前にMidjourneyの新機能として実装された「キャラクターリファレンス」について紹介しましたが、まさにそれだと言えます。

ただ、Midjourneyは基本有料サービスです。(無料の時期もありましたが)

今回ここでピックアップするのは、一応無料で同一人物/キャラが生成できる・生成可能な画像生成AIです。

その画像生成AIは「apob」です。執筆時点、ベータ版のようです。

apobは、Xのポストでも触れている通り、毎日80クレジットもらえます。
つまり、日の画像生成に制限はあるため、「一応無料で同一人物/キャラが生成できる・生成可能な画像生成AI」と前述しました。

ざっと簡単に、apobがどんな画像生成AIサービスなのかというと

https://beta.apob.ai/

まずベースとなるモデルを作成します。(自分の好きな画像をアップロード)ベースモデルは名前を付けられたり出来ます。

例えば、私の場合は、以前Stable Diffusionで生成した↓の画像をベースモデルにすることにしました。

あとは、↑のベースモデルを元に、画像生成する形です。

生成の際、選択できるスタイル(画風)は、アニメ系~実写リアル系までなかなか豊富です。スタイルを選択→生成される画像のアスペクト比を選択→画像が生成されます。

ベースモデルを元に生成された画像が↓です。

左がベースモデル、右3枚が生成画像です。

ベースモデルと完全に同じかと言われれば、人によっては捉え方は分かれるかもしれませんが、それは問題ではなく、生成された3パターンの画像において、確かに「このベースモデルをベースにした顔だな」というのがよくわかります。

ご覧のように生成された3パターンは完全に同一人物だと言えるレベルだと思います。

勘の良い方や、日ごろ画像生成AIに触れている方、広告制作等されている方であればピンと来たかと思います。

つまり、皆まで言うなレベルだとは思いますが、この感じで日々複数枚生成していけば、昨今のInstagramの海外アカによく見られるような、”AIモデル”、”AIインフルエンサー”が爆誕するということです。設定を持たせてブログ等も可能でしょう。

画像生成AIにおいて、何らかマネタイズを検討されてる方など、利活用できそうだなと。(もちろん悪用や著作権周りには注意を)

ちなみに、私事の余談ですが、AIに特段興味のない友人から、「まだAIで画像作ったりしてるの?」と聞かれ、私は「まあね」と即答しました。

日本には、”井の中の蛙大海を知らず”という言葉がありますが、たとえそれが狭い世界・分野だとしても、意味も意義もあると思っています。

1つの事を追求し続けるのは、私は悪い事ではないと考えています。

なぜなら、たとえ”井の中の蛙大海を知らず”の観点があるとしても、この言葉には、”されど空の青さを知る”と続くからです。

何においても言えるかと思いますが、実際に見て触れてしないと、”それ”はわからないままです。

画像生成AI周りでマネタイズに苦労されている方や、上手く画像生成が出来ない等の理由で、「画像生成AI、ちょっと触ってたけど、特に描きたい(生成したい)画もないし、飽きちゃった」という方、今わりと多いんじゃないかと思います。

しかしながら、やはり、1つのことを追い続ける深さを、今回のapobからも再認識した次第です。

それでは、素敵な画像生成AIライフを。

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