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気になる生成AI備忘録-vol.18-Microsoft「MAI-1」
■気になる生成AI備忘録とは
個人的に気になる生成AIのポスト(X)をまとめた・あるいは単発の備忘録を共有する連載シリーズです。
より気になるもの・深追いしたいトピックは当サイト『はじめての生成AI比較.com』にてUP予定ではありますが、サイトは生成AIはじめての方・初心者の方向け、こちらnoteでは、基本的には脱初心者目線で取り進めています。
今回は、「MAI-1」について。
As I predicted, Microsoft is training its own LLM
— Bindu Reddy (@bindureddy) May 6, 2024
It's called MAI-1, a 500B param model, and may be previewed at their Build conference.
When this model becomes available, it will only be natural for MSFT to push this instead of the GPT line.
As predicted, OAI and MSFT are… pic.twitter.com/0SnHwyeXuB
気になったのが↑のポストです。
日本語でわかりやすく説明すると、
マイクロソフトが独自のLLMを開発している
モデル名はMAI-1
パラメータ数は5000億
マイクロソフトのBuildカンファレンスでプレビューされる可能性がある(※Build=マイクロソフトの開発者向けカンファレンス)
このモデルが利用可能になったら、マイクロソフトはGPTシリーズよりもMAI-1を推す可能性が高い
MAI-1はGPTシリーズよりも強力な可能性がある
マイクロソフトはMAI-1を自社の製品やサービスに統合する可能性がある
OpenAIとマイクロソフトはLLMの開発競争を繰り広げている
両社とも、LLMがAI開発において重要な役割を果たすと考えている
両社は、LLMの技術革新を競い合っている
LLMはコモディティ化しつつある
と、同ポストはLLM開発におけるマイクロソフトの戦略と、LLMの今後の展望について示唆しています。
また、LLMがコモディティ化しつつあることにも触れています。
マイクロソフトがMAI-1を開発することで、OpenAIへの依存度を低減しようとしている側面はあるのではないかとも思いました。
ただ、OpenAIとマイクロソフトは、LLM開発においてパートナーシップ関係を築き、協働しています。
と同時に、やはり競争相手でもあるという側面も存在するんだなというのが、今件から垣間見えたように感じます。
ちなみに、「MAI-1」とは別物ですが、マイクロソフトはインターネットから完全に切り離された状態で機能する生成AIを開発したと報じられるなど、生成AIの開発に力を入れています。